子ども達にとって、冬休みは楽しいことが目白押しです。周囲の大人からもらえるお年玉もそのひとつ。ずっと貯めていたお小遣いとあわせて、念願のおもちゃを買う人もいるでしょう。一方で、もらったお年玉をすぐに使い果たしてしまうタイプもいるかもしれませんね。将来に備えて、お金の管理を少しずつ身に付けさせたいと考えている保護者は多いと思います。
デジタル化が進む昨今は、キャッシュレス決済も普及してきており、子ども達を取り巻く環境は変化しています。そこで、スマートフォンを活用してお子さんが楽しくお金の勉強をできる方法をご紹介します。
お小遣い帳アプリでお小遣いを管理する
お金の管理には、まず収入と支出を記録することが大切です。でも、お子さんにお小遣い帳をつけるように話しても、続かないケースも多いのでは。そこで、紙ではなくアプリで付けることで気分を変えてみてはいかがでしょうか。
「カナヘイの家計簿」(ユナイテッド)は、かわいいイラストレーターカナヘイさんのイラストで楽しくお小遣いを記録できるアプリです。電卓のような入力画面から収入と支出を記録すると、「履歴」で月の収支を見られます。収支はグラフにもできるので、「お菓子買い過ぎちゃった」など、節約のポイントがわかります。
収入や支出の内訳となる「カテゴリー」には「学用品」や「食費」などが用意されていますが、自分で追加することもできます。続けて登録していくと、「ビスケ&うさぎ」のお話の続きを読めるようになります。つい記帳をサボりたくなっても、お話を読めるとなれば少しモチベーションが上がります。家計簿としても十分な機能が用意されているので、子どもだけではなく、保護者の方にもおすすめです。
LINEでキャッシュレス決済とレシート記録をする
中学生以上のお子さんなら、お出かけに自分専用のスマホを持ち歩いているでしょう。LINEを使っている人も多いですよね。そこでLINEの「ウォレット」で提供されている機能を活用しましょう。
まずは、「LINE Pay」です。LINE Payはキャッシュレス決済で、店舗でスマホをかざすとバーコード決済ができます。お子さんに使ってもらうと便利な点は、「送金」でいつでもお金を送れることです。外出先でふいにお金が足りなくなったとき、親のLINEから子どものLINEに送金できます。「友だち」への送金には、手数料がかかりません。
LINE Payを登録するには、「ウォレット」画面で「今すぐLINE Payを始める」をタップし、規約に同意するだけ。子どもは送金した分だけ利用する使い方もできますが、チャージするなら銀行口座、セブン銀行ATM、ファミリーマート(マルチコピー機)、ポケットマネー、LINE Payカード、QRコード/バーコードチャージ、オートチャージから選べます。
こうしたキャッシュレス決済は、手軽なだけでなく「支出が自動的に記録されること」もメリットです。また、「学校帰りに学用品の購入をしなければならないが、多額の現金を持たせたくない」というときなど、キャッシュレス決済にチャージしておく方法もあります。お小遣いをすべてキャッシュレス決済に切り替えているご家庭もあると聞きますが、現金でなければ支払えない店も多いので、キャッシュレス決済の勉強も兼ねて併用すると良さそうです。
さらに、現金での支払いもレシートを撮影するだけで記録できます。ウォレットから「LINEレシート」を起動し、「レシート撮影」すると、レシート内の文字が読み込まれて記録されます。こちらも支出内容がグラフなどで確認できるので、使い過ぎている項目などを管理できます。
以前はシンプルだったお小遣い管理も、スマホを使うと楽しく便利にできます。キャッシュレス決済を含めると一元管理が難しくなりますが、決済方法が増えると親も便利になります。ここでおすすめしたアプリやサービス以外にも、便利なものがたくさんあります。ご家庭にあったマネー管理を、スマホで始めてみませんか。