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高い通気性や組み換えギミックなど、魅力的な要素が満載

PCケース「Meshify 2 Light Tempered Glass」を猛烈にプッシュしたいワケ

2023年01月19日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●市川/ASCII

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E-ATXマザーボードと360mmラジエーターの
水冷クーラーで実際に組んでみた!

 空のケースや数値ばかり見せられても想像するのは難しいため、実際にハイエンド構成でPCを組んでみよう。

 使用した主なパーツは、AMD「Ryzen 9 7900X」ASRockのE-ATXマザーボード「B650E Taichi」、同じくASRockのビデオカード「AMD Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OC」、Fractal Designの水冷クーラー「Celsius+ S36 Dynamic」といった構成だ。

 さっそくだが、組みあがった内部を見てほしい。

360mmラジエーターや330mmのビデオカード、267mmのマザーボードといった大型パーツが余裕で入った

 大型のパーツを選び、これでもかというほどに詰め込んだつもりだったのだが、結果は見てのとおり、かなり余裕がある。さすがにこのサイズのビデオカードは自重で奥が下がってしまうため、できればステーを用意したいところだ。

 少々悩んだのは、E-ATXの場合は裏配線用のスルーホールが使えなくなること。今回は267mmと比較的短めだったこともあり、なんとかギリギリケーブルを通すことができたのだが、これより長くなる場合は素直にストレージレイアウトに組み替えて配線するほうがいいだろう。

 裏配線というと、いらないケーブルをすべて裏側に押し込み、表側からの見た目だけキレイに仕上げる方法もある。しかし、Meshify 2 Light Tempered Glassはケーブルタイが多数用意されているだけでなく、ケーブルを沿わせるガイドまであるため、適当にまとめて結ぶだけでもキレイにまとまるのがうれしい。

こちらが裏面。ケーブルタイなどが用意されているため、無駄が少なくキレイに配線できた

 ケーブルタイは面ファスナーとなっているので、何度でもやり直しが可能。締め付けもしやすいので、見た目をキレイに仕上げやすい。

 ちなみに電源ユニットの固定は、ブラケットを装着してから差し込み、ネジ止めする方式だ。直接ケースにネジ止めするよりも作業は簡単となっている。

電源ユニットの固定は、ケースの下部。ブラケットを使い、2本のネジで固定する

 ここでMeshify 2 Light Tempered Glassの激推しポイントとして紹介したいのが、天面を外すと内部へアクセス可能になることだ。フィルターが取り外せるところまではすでに紹介したが、実はその下にあるファン固定具まで取り外せるのだ。ここに水冷クーラーのラジエーターを装着すれば、組み立てが非常に楽になる。

天面を取り外して作業できるため、作業が難しい水冷クーラーも利用しやすい

 水冷クーラーの取り付けは、ラジエーターサイズが大きくなるほどその難易度も高くなる。先にヘッドを取り付けるとヘッドやチューブが邪魔でラジエーターの固定がしづらい。逆に、先にラジエーターを取り付けてしまうと、ヘッドを取り付ける作業スペースが限られてしまう。

 しかし、天面が取り外せる場合、このスペースが限られてしまう問題が起こらず、どちらから固定しようと余裕で作業できるようになるのだ。

 実際にPCを組み立ててみて、ケースの内部が広く、作業しやすいレイアウトになっていると感じた。ケース自体が大きいのもあるが、これだけ作業しやすければ自作PC初心者でも落ち着いて組み立てられるだろう。

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