バッテリー持ちの良さと高速チャージ対応も武器
クアルコムがスマートウォッチ向けに開発する「Snapdragon Wear 4100+」は、処理パフォーマンスとバッテリー寿命のバランスに長けたウェアラブル向けSoCとして定評がある。
バッテリー性能では、前機種のGEN 5と比べて充電にかかる時間が2分の1に短縮され、30分で約80%の高速チャージに対応する。ディーゼルはウォッチのバッテリー持ちを時間単位では公表していない。ウォッチの「バッテリーモード」を開くと、およそ1日中のバッテリー持ちを目安とする「毎日」、必要時に重要機能をオンにして数日おきの充電ペースまで長持ちさせる「拡張」と、バッテリー残量が低下してからもしぶとく粘れる「時計表示限定」の3つの設定が選べる。
筆者が試した限り「毎日」モードは毎晩寝る前に充電してから「睡眠トラッキング」に一晩中使い、そのまま外出して夜までバッテリーがしっかりと持つ感触だった。
ワークアウトのトラッキングから心拍測定までフィットネスも充実
センサーは光学式心拍計、加速度計、ジャイロからGPSも含めて幅広く揃う。最新モデルのGEN 6からSpO2(酸素飽和度)のオンデマンド計測にも対応した。
ウォッチに内蔵するウェルネスアプリには、睡眠やアクティビティのトラッキング、カーディオフィットネスを導き出してフィットネスレベルに合わせたワークアウトの実践を促進する機能がある。それぞれ機能のメイン画面を下にスワイプすると、ウォッチのウェルネスアプリ内で履歴データの一部を参照できる。
Google Fitアプリとの連携にも対応する。コンパニオンアプリのDIESEL Onにもフィットネスデータを一望するためのダッシュボード機能があるので、睡眠計測や心拍数の振り返りはここからサクッとできる。ウォーキング、ランニングなどワークアウトのルートマップ履歴が一望できたり、Google Fitアプリの良い所と使い分けたい。