内蔵ストレージ?microSDカード?外付けSSD?

Steam Deckでのロード時間をストレージごとに比較!microSDでも行けそうだ

文●飯島範久 編集●ASCII

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Windows版Steamと同じように
ポータブルSSDを活用できるのか?

 Windows版Steamでは、ゲームの保存先は内蔵ストレージだけでなくUSB接続のポータブルSSDにも対応している。

 Steam Deckでも同じように、高速で大容量のポータブルSSDを活用できればよりたくさんのゲームを持ち運び、快適にゲームを楽しめるのではないだろうか。

SamsungのポータブルSSD「T7 Shield」。IP65準拠で水や粉塵に対する耐性を持ちつつ、外側を耐衝撃性に優れたエラストマーで覆うことで、3メートルの落下にも耐えうる

USB 3.2 Gen2対応で、シーケンシャルリードで1050MB/秒以上の性能を発揮

 Steam Deckの場合、WindowsのSteamで利用しているポータブルSSDをそのまま流用できるのか気になるところだ。実際USB Type-C端子にポータブルSSDの「T7 Shield 」を差してみると、アクセスLEDは点くものの、Steam上からは認識されない。さきほどの「設定」の「ストレージ」からも、保存先として追加はできずそのままでは利用できない。

 ところが、ちょっと裏技的ではあるが利用可能にする方法がある。一旦Steamメニューの「電源」にある「デスクトップに切り替え」を実行する。Steam OSの画面に切り替わってからT7 ShieldをUSBに接続すると、マウントするかどうか聞いてくるのでマウントを実行。続いてSteam OS上で起動中のSteamを開き、Windows版Steamと同様、Steamメニューの「設定」から「ダウンロード」を選択。

Steamメニューから「電源」にある「デスクトップに切り替え」を実行

これがSteam OSのデスクトップ画面で、執筆時点でのバージョンはSteamOS 3.4.2。ここでT7 ShieldをUSBに接続するとマウントするか聞いてくるので、マウントを実行

Steam OS上のSteamを開き、Steamメニューの「設定」から「ダウンロード」を選択

 「STEAMライブラリフォルダー」をクリックして追加ボタンを押すと追加項目にT7 Shieldが選択できるので、それを選択すれば利用可能になる。一度追加登録しておけば、今後は一旦このデスクトップに入り、T7 ShieldをUSBに接続してマウントすれば利用できるようになる。microSDにあるゲームをT7 Shieldに移動することも可能だ。

「STEAMライブラリフォルダー」をクリックして、インストール先のストレージが並ぶ横の「+」ボタンを押す

T7 Shield SSDが選択できるようになっているので、追加を実行

インストール先ストレージ一覧に表示される

 ただし接続するSSDは、フォーマットがexFATではダメで、NTFSなら大丈夫。出荷時はexFATのため一度NTFSでフォーマットが必要だ。すでにWindows版Steamでゲームデータが入った状態でも認識し、そのままプレイできる。Steam Deckで使用する場合、先にSSDをNTFSにフォーマットしてからゲームデータを保存しておこう。

Steamメニューの「ストレージ」には、認識され追加したT7 Shieldが見えるようになっている

 なお、外付けSSDをシームレスに使用できるようValve社にて改良が進められており、Steam OSのアップデートで対応するとのこと。

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