ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第20回
「24時間以内に確認されない場合は銀行のアカウントを削除します」と焦らせる手口
たった半月で被害額1.6億円超! 銀行を装ったフィッシング詐欺にヒヤリ
2022年12月27日 17時00分更新
たった半月で1.6億円以上の被害が!
しかしながら、さすがに自分の使っていない銀行のフィッシングメールに対応するのはいただけません。一度フィッシングメールが送られてくると、とにかくさまざまな銀行(ニセモノ)から似たような内容のメールが送られてきます。まさに「数打ちゃ当たる」的な思考なのでしょう。
2022年はこういった銀行を騙ったフィッシングメールが非常に多く、各銀行(本物)は口座開設者に向けて注意喚起を促していましたが、それでも被害は少なくありません。警察庁の発表によれば、2022年9月1日から9月15日までにフィッシングメールによる不正送金が総額約1億6900万円に上ったそうです。わずか半月ですよ!
銀行から送られてきた、自身の口座に関する警告については、まずはその内容を精査するとともに、メールから誘導されるWebサイトへアクセスするのではなく、直接銀行の公式ページにアクセスして自身のマイページを確認するようにしましょう。メールからアクセスするのではなく、ブラウザやアプリから直接アクセス、これに尽きます。万が一問題があればほぼ間違いなくマイページから解決できるでしょう。
ということで今回のヒヤリ案件、投稿者さんはそもそもオンラインサービスを利用していなかったということでそこは苦笑しかありませんが、各銀行のオンラインサービスを利用している人でしたら、この事例を心に留めておいていただいて、今後の対策に活かしていただければと思います。
アナタのとっておきの「ヒヤッとした話」を教えてください!
この連載では、アスキーのYouTubeチャンネル特番「ネットでヒヤッとした話~アスキー×マカフィー」からスピンアウトした、「思わずヒヤッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介しています。
ご自身あるいはご家族が遭遇した体験談、はたまた友人知人から聞いた話でもOK。純粋(︖)なサイバー攻撃から、ネットで交流する上でのリテラシーにまつわるイザコザまで広くお待ちしています。ご応募はこちらから!

この連載の記事
-
第55回
デジタル
あの企業がランサムウェア被害? 「そんなの関係ない」と思ってたらヒヤリ! -
第54回
デジタル
ネット通販で安いお米を発見!? それが噂の「新米詐欺」です -
第53回
デジタル
甥っ子の発言にヒヤリ! 闇バイト募集を簡単に発見できてしまうSNSが怖過ぎ -
第52回
デジタル
災害時のSNSデマにヒヤリ! 生成AIで巧妙化する虚偽情報への対策は「冷めた目」 -
第51回
デジタル
被害額500億円超の特殊詐欺を大人版の「いかのおすし」が撃退する!? -
第50回
デジタル
被害急増中! 自動音声とニセ警察コンボの特殊詐欺に注意せよ -
第49回
デジタル
結論。すべて疑え! 証券会社からのメールはヒヤリとしながらスルー推奨 -
第48回
デジタル
GWはクイッシングに警戒! QRコードが「重ね貼り」されていたら要注意 -
第47回
デジタル
祖母宅に怪しい電話が! 高齢者狙いの計画的な詐欺は留守電とアレで防御しよう -
第46回
デジタル
史上最悪のサイバー詐欺月間にヒヤリ! 年末年始のメールは偽物だらけだった -
第45回
デジタル
大昔のアカウントが個人情報流出の原因に!? でヒヤリ - この連載の一覧へ
