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MITテクノロジーレビュー

ブロックチェーン技術を活かしたWeb3時代のコンテンツを紹介

MMORPGのキャラクターをNFT化して売買可能に?「CRETA SUMMIT 2022」が開催

2022年12月13日 17時15分更新

文● Zenon/ASCII

 CRETAは2022年12月12日、ザ・リッツ・カールトン東京にて「CRETA SUMMIT 2022」を開催。

 本イベントでは、ゲームおよびWeb3業界関係者を国内外から広く招き、各プロジェクトや新作ゲームタイトルの進捗を報告している。

CRETAが国内で初めてメディアイベントを開催!

 CRETAプロジェクトは、革新的な高性能パブリックブロックチェーン技術「Locus Chain」をベースとしたマルチバースプラットフォームの実現を目指して2021年に始動したもの。これを受け、日本では2022年6月にCRETAが設立された。

 アジア、欧州、北米に存在するグループ各社の中には、ゲーム開発、パブリッシング、マーケティング、ブロックチェーン技術における世界最高レベルの専門家たちが集結。グループ全体ですでに200名を超えるスタッフに加え、キーメンバーの持つ多岐にわたる知見やネットワーク、高度なブロックチェーン技術を生かし、世界中で多くの戦略パートナーを迎えているという。

 今回のイベントでは100名を超える業界関係者が出席し、各プロジェクトの進捗を報告している。

プラットフォーム、ツール、コミュニティサービス、コンテンツの各領域でWeb3産業を牽引

CRETA Platformとは

 CRETA Platformは、メタバースの提供、ゲームのパブリッシング、ユーザーとの交流や経済活動、アイテムのトレードなど、あらゆるアクティビティが可能なWeb3エンターテインメントプラットフォーム。CRETA Platformでは、ユーザーも自らアプリケーションやコンテンツを制作し、公開することができる。

多層空間「CRETA Multiverse」

 CRETA Multiverseは、CRETAの提供する3つのメタバース「Dayroot」「Nightlore」「Dawnglow」に加え、戦略パートナー企業が提供する独自世界もサポートする多層空間。スタッフが長年培ってきたMMOゲーム・ゲームエンジン・ブロックチェーンの知見を最大限に生かし、今までにない柔軟でスケーラブルなメタバースを実現する。

ゲーム制作ツール「CRETA Studio」

 CRETA Studioは、誰でも簡単にゲームの開発が可能になるツール。オリジナルゲームをゼロから開発できるだけでなく、ユーザーコンテンツ・アセット・ゲームテンプレートなどを駆使して、より手軽にリッチなオリジナルコンテンツを制作して公開することもできるため、そこにはユーザーとクリエイターの区別のない無限の世界が広がっているという。

次世代コミュニティサービス「Super Club」

 Super Clubは、Web3に対応した次世代コミュニティサービス。従来の運営企業主導のコミュニティサービスとは異なり、DAOによる運営方針の決定が可能な民主的コミュニティが実現される。Super ClubはNFTの取引やSNS、チャットといった多くの機能を備えているほか、多重的な個人認証システムも備えており、高い信頼性を有する設計となっているとのこと。

『Kingdom Under Fire: The Rise』

 CRETA SUMMIT 2022では、現在CRETAグループで開発中のタイトル『Kingdom Under Fire: The Rise』を実機デモも交えて発表した。リッチな3Dアセットで構成されたMMORPGで、ゲーム中で獲得したキャラクターやアイテムをNFT化し、トレード、売買することも可能になるという。

「東京大戦 花と桜(仮)」

 CRETA SUMMIT 2022の最後には、「東京大戦 花と桜(仮)」と題する新作タイトルの制作が発表された。鋭意制作中のため、今後の続報に期待しよう。

日韓の豪華アーティストによるパフォーマンス!

 CRETA SUMMIT 2022の後半では、各国の著名なオーケストラと共演を果たしている韓国のソプラノ歌手・ホン・ジウォンさんや、日本国内外の数多くのイベントで公演しているKAO=Sが登場した。

ホン・ジウォンさん(Jiwon Hong)ソプラノ歌手

 仙和(ソンファ)芸術高等学校、ソウル大学校を優秀な成績で卒業後、イタリアのミラノ音楽院、クラウディオ・アバド音楽院で学んだ。プラハ市民会館スメタナホールでのフラデツ・クラーロヴェ管弦楽団、ウクライナ交響楽団、キエフ放送交響楽団、プライム・フィルハーモニー管弦楽団、コレール交響楽団など、多くのオーケストラと共演を果たしている。

KAO=S ロックバンド

 2010年夏、ゲーム「ファイナルファンタジー」などのモーションアクターや剣舞師として活躍していた川渕かおりさんと、シンガー/ギタリストの山切修二さんが出会い意気投合。2011年4月、津軽三味線奏者を加えたトリオでバンド活動を開始。

 2022年に入り、KAO=Sが音楽を担当し、川渕かおりさんを中心とした剣舞チーム、そして和楽器奏者をフィーチャーする形で、和風コラボレーションのショーをスペインとドイツで展開し、好評を博す。

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