スマートウォッチ市場がさらに拡大するための3つのポイントは
「価格」「バッテリー」「健康機能」
スマートウォッチ市場は現時点では、スマートフォンなど既存ハードウェアメーカー(アップル、サムスン、シャオミ、ファーウェイなど)、新興メーカー(Noise、Amazfitなど)、GPSナビ由来のGarmin、そして時計ブランド(FOSSIL、セイコー)など、さまざまなバックグラウンドを持つメーカーが並び立った状態だ。
ようやく市民権を得たといえる段階に来たが、今後市場がどのように発展するのか。
CSS Insightの調査によると、初めて購入する人、買い替えの人、ともに上位に挙がった購入動機として、健康データを得られることを理由に挙げている。脈拍など心臓の健康状態を把握する機能はエンゲージが高いそうだ。
所有すると使い続ける傾向が高いというが、最大の不満はバッテリー持続時間。これについては納得という読者の方も多いのではないか。所有していない人の関心は非常に高いこともスマートウォッチ市場の特徴だが、価格が障害になっているという。
そこでCSS Insightでは、価格、バッテリー、健康機能の改善の3つを、購入を躊躇う人に訴求するポイントとしてあげている。
筆者紹介──末岡洋子
フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている
この連載の記事
-
第342回
スマホ
AR/VRの長すぎる黎明期 「Apple Vision Pro」登場から6ヵ月、2024年Q1は市場はマイナス成長 -
第341回
スマホ
世界で広がる学校でスマホを禁止する動き スマホを使わない時間を子供が持つことに意味がある? -
第340回
スマホ
対米関係悪化後も米国のトップ大学や研究機関に支援を続けるファーウェイの巧みな戦略 -
第339回
スマホ
ビールのハイネケンが“退屈”な折りたたみケータイを提供 Z世代のレトロブームでケータイが人気になる!? -
第338回
スマホ
ファーウェイはクラウドとスマホが好調で大幅利益増と中国国内で復活の状況 -
第337回
スマホ
米司法省、アップルを独禁法違反の疑いで提訴 その中身を整理する -
第336回
スマホ
Nokiaブランドのスマホは今後も出される! バービーとのコラボケータイ、モジュール型などに拡大するHMD -
第335回
スマホ
ファーウェイスマホが中国で好調、次期HarmonyOSではAndroid互換がなくなる!? -
第334回
スマホ
Nokiaのスマホはどうなる!? HMD Globalが自社ブランドのスマホを展開か -
第333回
スマホ
アップルがApp Storeで外部決済サービスを利用可能に ただし手数料は27% -
第332回
スマホ
米国で特許侵害クロ判定で一時は米国で販売停止のApple Watch、修正は認められるか? - この連載の一覧へ