PD対応のVisionLinkポートやWi-Fi 6E、2.5GbE LANも搭載
GIGABYTE B650 AERO Gは、高負荷時の安定性が抜群なAM5マザーボードだ
電源回路の安定性をチェック
最後に「B650 AERO G」と、Ryzen 7000シリーズの「Ryzen 7 7700X」を組み合わせたPCで、VRM部の安定性をストレステストで検証してみた。
■検証環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 7700X」 (8コア/16スレッド、最大5.4GHz) |
マザーボード | GIGABYTE「B650 AERO G」(B650、ATX) |
CPUクーラー | GIGABYTE「AORUS WATERFORCE X 360」 (簡易水冷、360mmラジエーター) |
メモリー | GIGABYTE「AORUS Memory DDR5 32GB」 (16GB×2、DDR5-5200) |
ビデオカード | GIGABYTE「GV-N3070AORUS M-8GD」 (GeForce RTX 3070、8GB GDDR6) |
ストレージ | GIGABYTE 「GP-AG41TB」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
電源ユニット | Thermaltake「TOUGHPOWER GRAND RGB 1050W」 (1050W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Microsoft「Windows 11 Home」 |
テストには「OCCT 11.0.16」を使用し、テスト項目「CPU」でデータセット「大」、モード「エクストリーム」、負荷「一定」といった項目を選択。CPUに100%負荷をかけた状態のテストを1時間実行し、「HWiNFO64 Pro」でモニタリングしたVRM部の温度を取得している。
CPU使用率が常に100%となる厳しいテストだが、オールインワン水冷ユニットを検証台に組み込んでいるためエアフローがない環境でありながら、VRM MOSの温度は1時間のテスト中でも一貫して最大40度以下をキープしていた。
念のため、ゲームをプレイしながらリアルタイムストリーミング配信を実行した場合のVRM温度も計測してみた。「エルデンリング」をフルHD解像度(1920×1080ドット、最高画質)でプレイしつつ、「OBS Studio」でYouTubeにストリーミング配信を実施。エンコード方式はソフトウェアエンコード、出力解像度はフルHD(1920×1080ドット)、FPS60、録画品質は「高品質、ファイルサイズ中」といった比較的オーソドックスな設定でフルHD配信を行っている。
実施時間は短時間ではあるが、ここでもVRM MOSの温度は30度台の前半をキープしている。以上の結果から、高負荷な作業時の安定性については十分と言ってよさそうだ。
ここまで見てきたように、高負荷なクリエイティブ作業時の高い安定性と「VisionLink」に代表される機能的な取り回しの良さが「B650 AERO G」の大きな魅力だ。
画像・動画編集や配信といったCPU負荷の高い作業を継続して実施するクリエイターにおすすめできるのはもちろん、特徴的な外観を活かした自作PCに組み込むのもいいだろう。Ryzen 7やRyzen 9といったハイエンドCPUとの組み合わせに、「B650 AERO G」を検討してみてはいかがだろうか。