「Veeam Backup for Salesforce」

Veeam、Salesforce向けバックアップ・復元ソリューションを提供開始

ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「Veeam Backup for Salesforce」

 Veeam Softwareは11月30日(米国時間)、Salesforce製品向けに、ヒューマンエラーや統合問題、その他のデータ損失シナリオに起因する、データおよびメタデータの損失リスクを排除する新ソリューション「Veeam Backup for Salesforce」をSalesforce AppExchange上で提供開始したことを発表した。

 本ソリューションは、企業へオンプレミスまたはクラウドのバックアップ環境を展開し、Salesforceデータとメタデータへのアクセスおよびコントロールを提供する。また、Salesforceのレコードや階層、フィールド、ファイル、メタデータをきめ細かく、かつ一括で復元することが可能な強力で迅速な機能を備えている。本サービスは、「Veeam Backup for Microsoft 365」をはじめ、Veeamのエンタープライズ向けプラットフォームにおけるSaaS製品への対応を拡大するもの。

 本サービスは、シンプルなユーザーインターフェース(UI)を備えており、スクリプト、データローダーやサードパーティーの統合が原因で問題が起きてしまった場合でも、追加バックアップの実行、長時間のフルバックアップ比較の実行、重複の発生を防ぎ、数クリックで問題を解決し、データの復元をサポートする。主な機能は以下の通り。

・Salesforceネイティブ:Salesforceのデータやメタデータのバックアップとリストア専用の設計。
・高速で柔軟性のある復元:Salesforceのレコード、階層、フィールド、ファイル、メタデータをリストア。
・柔軟なデータ保護環境:オンプレミスやクラウド(AWS、Microsoft Azureなど)など、どこでもバックアップ環境を実行可能。
・カスタムスケジューリング:オブジェクト単位で詳細なバックアップスケジュールや保持期間を設定可能。
・管理がシンプル:Salesforceを利用している複数の組織のバックアップポリシーを1つのコンソールで管理可能。
・増分変更:増分同期と柔軟なスケジューリングで、Salesforceのデータとメタデータを継続的にバックアップ。
・シンプルで使いやすいUI:バックアップポリシーやリストアジョブを数分で実行。
・確認と比較:レコードやメタデータのバージョンを確認し、本番環境とすばやく比較。
・階層のリストア:親/子レコードを含む、任意のレコードに紐づいたオブジェクトをきめ細かくリストア。

 同社は、本サービスの無料版「Veeam Backup for Salesforce Community Edition」もリリースしている。これは、Salesforceのユーザーライセンスが50以下の組織に対して、Salesforceデータのバックアップとリカバリーの全機能を無償で提供するもの。

 本サービスは、1ユーザーあたり1年~5年の年間サブスクリプションで利用可能。Salesforceのユーザーライセンス単位で販売されており(最小購入要件:10ライセンス)、24時間365日のプロダクションサポートが付帯する。

過去記事アーカイブ

2023年
01月
02月
03月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
02月
05月
06月
07月
08月
10月
11月
12月
2019年
01月
06月
10月
2018年
02月
04月