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親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第196回

20~30代は日常生活で使うモノの買い替え・買い増しが中心

ゲーマーの3割が欲しいガジェットあり。10代と40代は“買った経験がないモノ”を望む

2022年12月06日 10時00分更新

文● 高橋暁子 編集●ASCII

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欲しいガジェットの有無/近いうちに欲しい・利用したいガジェット

ゲーマーの3割が「ほしいガジェットあり」

 クリスマスに新しいガジェットを狙っているという人も多いだろう。では、どのようなガジェットが人気を集めているのだろうか。ゲームエイジ総研のゲーマーのガジェット利用状況に関する調査(2022年11月)を見てみよう。

 まず「現在持っている・利用しているガジェット」を聞いたところ、スマートフォンは88.1%、タブレットは29.4%、ワイヤレスヘッドホンは15.3%が保有・利用していた。いずれもモバイル性が高いものばかりだ。一方、スマートウォッチやスマートスピーカーなどのその他のガジェットは、1割未満だった。

 「近いうちに欲しい・利用したいと思うガジェット」があるかを聞いたところ、3割以上が「ある」と回答した。

欲しいガジェット:年代構成

10代と40代が“新しいガジェットに興味あり”

 欲しいガジェットについてさらに聞くと、41.6%がスマートフォン、27.1%はタブレットと回答。利用率が1割以下だったスマートウォッチやVRヘッドセットも近いうちに欲しいモノでは上位となった。

 スマートフォンに関してはすでに所有しており、9割以上が買い替え・買い増しでの購入。対して、タブレット(70.3%)、ワイヤレスヘッドホン(77.8%)などは新規購入だ。

 さらに、欲しいモノとして挙げられたスマートウォッチやVRヘッドセットは約9割、ドローンに至ってはほぼ全員が新規購入と答えている。

 スマートフォンやタブレットにおける年代の違いはなかったが、スマートウォッチやVRヘッドセットは10代・40代の回答者が目立つ。スマートスピーカーやドローンは40代が高かった。

 20~30代はスマートフォンやタブレットなど日常的に利用するガジェットを、10代と40代は日常生活をさらに豊かに、楽しくするガジェットを嗜好する傾向にあるのだ。10代の若者、生活に少々ゆとりが出てきた40代などが、新しいガジェットに興味を持っているというわけだ。

 「SNSとか就活関連のメールとかをチェックするのに便利そうだから、スマートウォッチが欲しい。友だちが使っていて便利そうだった」と、学生は言う。

 新しいガジェットを手に入れることで、生活がより楽しく、便利にできそうだ。自分へのご褒美、家族やパートナーへのプレゼントに検討してみてはいかがだろうか。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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