フェズ、unerry提携で顧客分析「Urumo Explorer」提供開始
小売業界のDXを推進する株式会社フェズは2022年11月2日、株式会社unerryと業務提携契約を締結して商品、店舗データを利用した顧客の購買データ分析に加え、店舗外の行動傾向や買い物傾向を可視化、分析する「Urumo Explorer」を共同開発し、小売事業者やメーカー向けに提供開始したことを発表した。
株式会社フェズの持つ約1億の顧客の購買データや店頭データ、バイヤー施策データ、販促データと株式会社unerryの全国210万箇所以上に設置されているビーコンのネットワークとGPSによる位置情報技術を克好た月間300億件以上の人流ビックデータを掛け合わせ、店舗で商品を購入したショッパー像をより精緻化できる分析ツール「Urumo Explorer」を開発した。
従来、フェズは複数の小売事業者とのパートナーシップによる約1億ID分のID-POSデータを連携し、購買データや店頭データ、バイヤー施策データ、販促データなどを管理分析するリテールデータプラットフォーム「Urumo」を提供してきた。unerryは、全国210万箇所以上に設置されているビーコンのネットワークとGPSによる位置情報技術を活用した、月間300億件以上の屋内外の人流ビッグデータをAIで解析する「Beacon Bank」を運営し、全国店舗の来店や消費者の日常行動傾向などをデータ化している。
今回の業務提携によって、顧客ごとの購買履歴を記録したID-POSなどの購買データや、店外行動や各施設への来訪などのリアル行動データなど、両社が持つビッグデータを掛け合わせ、店舗で商品を購入したショッパー像を、より精緻化できる分析ツール「Urumo Explorer」を開発した。
また今後、unerryが構築するビーコンネットワークの拡充を両社で行い、小売事業者やメーカー向けにリアル行動データおよび購買データを活用した広告配信と効果測定の取り組みも強化するとしている。