コロナ禍に対応した機能追加で使い勝手を向上!
真のテレワーク時代を見据えた特徴的な機能も満載だ。
コンパクトな筐体にはステレオBOXスピーカーおよび、周囲の声や環境音を抑制する「AIノイズキャンセリング」機能付きのマイクが内蔵されている。さらに人の声を聞きやすくする音響補正ソフトが搭載されたことで、オンラインミーティングが快適になる。カフェなど騒音下で話しても、先方にはノイズを除いた自分の声だけが届くわけだ。
なお、AIノイズキャンセリングはコロナ禍前より採用されている機能だが、テレワークの増加を受けてブラッシュアップされたものだ。
また、ディスプレー上方に内蔵されているHD画質Webカメラのレンズ部分には、物理的に開閉できる「プライバシーカメラシャッター」を装備。シャッターを閉じてからオンラインミーティングを開始することで、『絶対に会議の場で映したくないものを、間違えて映してしまった……』といった痛恨のミスとは無縁になる。
このプライバシーカメラシャッターは、コロナ禍以降に採用された機能で、女性からの支持が特に高いとのこと。確かに「プライベートは見せたくない」「今日はメイクをしていない」といった事情にベストマッチの機能だ。
そして現在進行形で最も助かる機能が「指紋認証付き電源ボタン」。マスクが必須となったニューノーマルな世界では、便利なようで煩わしくなってしまったのが「顔認証」によるログイン方法だ。その点、指紋認証であれば、マスクの有無を気にしたり、一時着脱したりといった手間なくPC仕事を始められる。
これも「マスク姿だとWindows Helloが顔を認識してくれない」という事情を鑑みての機能追加だ。
ビジネスシーンを見据えた充実のインターフェース
前述した3つの機能は、コロナ禍対応のブラッシュアップが細部まで行き渡っている例といえる。そのほか、ビジネスの場で圧倒的な存在感を持つFMVならではの特徴も「全部盛り」されている。
インターフェースの充実はFMVならではのうれしい特徴だ。当然「UHシリーズ WU2/G2」にも受け継がれている。USB 3.2×2、Type-C×2、HDMI、LAN、ヘッドセット使用可能なステレオミニジャック、そしてSDカードスロットまで搭載し、大袈裟ではなく「ビジネスシーンにおいて、つながらないものはない」とでも言いたくなる充実ぶりだ。
カスタマイズによってはSIMカードスロットを搭載し、その場合は5G通信まで可能となる。なお、Wi-Fi機能は最新のWi-Fi 6に対応する。
Type-Cを介して給電したり、外部ディスプレーに接続できたりするのもテレワークに有用だ。出先へは単体で持ち出して使い、オフィスや自宅に戻ったらType-Cのケーブルを1本つなぐだけでマルチディスプレー環境が完成する。ドッキングステーションがあるなら利便性はさらに増すだろう。
バッテリー駆動時間は最大約29.5時間で、外出中のバッテリー切れを気にしなくてもよさそうだ。カスタマイズでアレコレ追加して、いわゆる全部入り状態にしても本体重量は約898gと、余裕で1kg切りを果たす。よくばりスペックにしても特徴の1つである軽量性は失われない。