出張が多い編集者とライターが「日常でも使える」ALLPOWERSのポータブル電源を使ってみた
2022年11月24日 11時00分更新
昨今、アウトドアが大ブーム。特に2020年の流行語大賞でトップ10にも選ばれた「ソロキャン(ソロキャンプ)」は今なお根強い人気があります。そのアウトドアブームの中「家電が使える」と熱い視線を集めるのがポータブル電源です。ですが「キャンプ以外に使い道がないのではちょっと買いにくい」と躊躇される方も多いのでは? そこでASCII.jpで最も移動距離の多い編集者のスピーディー末岡と、モータースポーツ取材などで全国を回る筆者が、ALLPOWERSのポータブル電源を実際に使いながら、その魅力をご紹介しましょう。
ALLPOWERSってどんな会社で
どんな製品を扱っているの?
ALLPOWERSは2010年に立ち上げたブランドとして、10年以上にわたってバッテリーとソーラーパネルの分野一筋に開発と製造の経験を積み重ねてきた会社です。同社製品の魅力は、他社より軽量コンパクトにまとめられていること。もちろんFCCをはじめとする多数の国際認証と安全規格を取得しているので、高い信頼性と耐久性は織り込み済み。その自信は2年間という長期の保証とアフターサービスにも表れています(※)。そんな同社から今年、フラグシップモデル「S2000 Pro」が登場しました。
※ブラックフライデー中(2022年11月25日~12月1日)は、製品保証ページからの登録で5年間保証。
S2000 Proは1500Wh(405405mAh)の電力容量と2400Wの定格出力を実現。4つのAC100Vコンセントのほか、1つのシガーライターソケット、100WのPD出力に対応したUSB-C端子を2系統、3A出力可能な4つのUSB Type-A端子、さらに駐車時にキャンピングカー専用ポート(100V/30A) と、合計12個のアウトプットを有しています。もちろん全部同時に出力可能!
これだけの大容量、多出力ながらW375×D245×H25mm、重さは14.5kgというコンパクトで軽量なボディーサイズにおさめられているのはうれしいところ。さらに充電中に給電もできるパススルー機能のほか、無停電電源装置(UPS)機能も備えています。これらについては後程。
さらに驚きは、S2000 ProをはじめとするALLPOWERSの製品はBluetoothでスマホ接続できること。専用アプリを使えば、バッテリー残量の確認ができるほか、AC/DC出力のオンオフ、さらには交流周波数の変更も可能なのです。少し離れた場所でも電源管理ができるのは実に魅力的!
それでは使ってみることにしましょう。箱をあけると本体のほか、ACケーブル、車のアクセサリーポートからの給電に便利なDCケーブル、ソーラーパネルと接続するDCケーブルの3本が入ったポーチと、防滴カバーが付属。屋外で使う場合に便利な装備といえるでしょう。
充電ポートは、フロントパネル側がDC、リアパネル側にAC100Vが用意されています。まずはAC100Vにつないでみるとファンが回り始めて充電開始。動作音は大きめなのですが、充電時間はわずか1.5時間! 大容量バッテリーは充電に時間がかかるという常識はALLPOWERSが過去の物としました。ただ、充電中はかなりの電流が流れるため、電力消費の大きな家電を使っている時には注意が必要です。
フロントパネルには、入出力端子のほか電源ボタン、そして大型のLCDが設置されています。LCDには蓄電残量と消費電力が表示され、その表示も大きく見やすいので、夜間でも簡単に残量が確認できます。使い方はLCDの下に用意されているボタンを押すのみ。使える時間はAC出力の場合「使用可能時間=1500Wh×0.8(充放電係数)/電気製品の消費電力(W)」、DC出力の場合は「使用可能時間=1500Wh×0.9(充放電係数)/電気製品の消費電力(W)」となります。
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