MODE、センサーで遠隔監視する「トンネル排水ポンプ稼働監視パッケージ」リリース
米国に本社を置くMODE, Inc.は2022年10月21日、C3-less電力センサーとゲートウェイを置くだけで、トンネル排水ポンプの稼働状況の遠隔監視できる「トンネル排水ポンプ稼働監視パッケージ」の提供開始を発表。料金は月額費用と初期費用で、見積りによる。建設業界の課題である現場監督者の時間外労働を改善し、労働生産性向上に寄与する。
トンネル工事では、湧水や工事用水を外に排出するために、常時、排水ポンプを稼働させる必要がある。ポンプが停止すると工事の進行に影響を及ぼすため、現場管理者は休日にも現場へ趣き、稼働状況を確認しなければならないという課題があった。「トンネル排水ポンプ稼働監視パッケージ」では、C3-less電力センサーとゲートウェイを置くだけで、簡単に稼働監視ができるようになる。
稼働状況はクラウドのプラットフォームに自動で収集されるため、離れた場所からリアルタイムのデータをブラウザーで確認できる。単純にブラウザーから確認できるだけでなく、システム連携を行なうことで外部のシステムから稼働状況を確認することも可能。また、排水ポンプの異常検知時には、メールでアラートを発報するため、稼働状況をモニタリングし続ける必要がない。
C3-less電力センサーは、電源や配線、メンテナンスが不要で、非接触、バッテリーレスで消費電力を測定できる電力量測定デバイス。旧式機械や既存の機械に取り付けることで、クラウド上で、リアルタイムかつ遠隔からの稼働監視を行なうことができる。