Sotas、化学業界向け環境配慮型の生産在庫管理システム「Sotas」の提供を開始
Sotas株式会社は2022年11月2日に、化学業界に特化した生産管理、在庫管理システム「Sotas(ソータス)」の提供を開始した。同社は「地球に長生きしてもらう」をパーパスに掲げ、素材産業における中小製造業のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現と売上向上の両立を目指すプロダクトの開発、提供を行う。その第一弾として、化学業界向けに環境配慮型の受発注、生産、在庫管理システム「Sotas」をリリースした。
「Sotas」の主な特徴として、毒劇物取締法対応機能のほか、化学物質に関するREACH規制やRoHS指令など業界に特化した法規に加え、電子帳簿保存法、インボイス制度にも対応していることが挙げられる。
化学業界においては、法律により毒物および劇物を取り扱う場合の製造、販売、貯蔵などについて、5年間のデータ保管が義務づけられている。「Sotas」では、製品登録の際にSDS(安全性データシート)を添付することで毒劇物の情報を自動で取り込み、当該製品の取り引きを5年間自動で保管。レポートを出すこともできる。
シンプルなUIUXも特徴のひとつ。受注後の在庫確認から生産、検査、出庫までの管理はドラッグアンドドロップで簡単に操作、管理でき、生産の流れがひと目でわかる。製造現場における受発注から生産までを、現場目線で見やすさや管理しやすさにこだわったという。また、ロス率の計算などの機能によって業績向上のサポートも図る。
2023年1月には月ごとの温室効果ガス排出目標値を設定し、達成に向けた活動目標を見える化する機能が搭載される予定だ。