NSFエンゲージメント、非接触で受付業務が可能な「Roby Receptionist」提供開始
株式会社NSFエンゲージメントは2022年11月1日、米国シアトルのスタートアップ企業であるImageous, Inc.と企業などにおける受付業務の省人化や無人化、来客に対応する社員側の手続きをサポートする「Roby Receptionist(ロビー・レセプショニスト)」を日本国内向けに共同開発し、サービスの提供を開始。来館者登録などの過程を自動化し、非接触の受付サービスを実現する。
「Roby Receptionist」は「Outlook」や「Teams」との連携で簡単に来客登録ができるシステム。来客側は自動送信されるQRコードを利用し、受付を行える。「Outlook」で会議出席依頼の参加者として作成し、各企業で発行された「Robyアカウント」(一般ユーザー権限)を追加して送信すると、「Teams」から来訪者の基本情報と会社、ビルごとのルールが記された登録フォームが送信される。案内に従って入力を完了すると来訪予定者にQRコードが自動配信される。
来訪者登録用のシステムは不要で、日常的に利用しているアプリケーションで完結。「Outlook」で会議室予約の機能を使用している場合は、会議室の予約も同時に行える。登録フォームの情報をもとに、対応する部署への通知機能を備え、従来別途申請が必要だった手続きもワンストップで可能となる。
例えば来客の際、車の入館手配や給茶、搬出入や作業届、駐車券の手配など多岐にわたる業務がある反面、受付社員に各申請を委ね、申請漏れなどのアクシデントも発生しがちであった。「Roby Receptionist」では申請漏れによるトラブル対応の削減や、受付対応のために出社する手間をなくし受付コスト削減を図るとしている。どこにいてもリアルタイムで来客を確認できることもメリットだ。来客側は入館シートへの記載が不要で、担当部署を覚えなくても来社できるほか、取り次ぎの待ち時間がなくなり、非接触の受付が実現する。