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GOYOH、不動産の社会インパクトを解析し、改善するサービス「EaSyGo REAL IMPACTs」を開始

 株式会社GOYOHは2022年10月18日、ESGインパクト(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governance)により不動産価値を創出するプラットフォーム「EaSyGo」において、不動産の社会的インパクトを定量化して可視化するサービス「EaSyGo REAL IMPACTs」の提供を開始した。

「EaSyGo REAL IMPACTs」は、不動産から派生するステークホルダーや社会へ与える多様なインパクト(環境的、経済的、社会的など)を算出し、掛け合わせることにより、実質的なインパクトを定量化。不動産へのESGインパクト投融資における評価および改善へ活用するためのツール。

 不動産の社会的インパクトを「世界中のどの不動産でも同一の基準で定量化できるインパクト解析ツール」は世界的にも珍しい、日本発のサービスだという。機関投資家からの投融資の評価指標となる「リスク」、「リターン」に加えて、第3軸の評価指標として「インパクト」は世界的に拡がりを見せている。「Global Impact Investing Network」のレポートによると、インパクト投資の市場規模は2021年末時点で約1兆1640億米ドルとなり、過去5年間で10倍近く増加している。

 インパクト投資とは、「経済的リターンと並行して、社会的、環境的にポジティブな効果(インパクト)を生み出すことを図る投資」だ。インパクトの対象として、2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標(貧困、気候変動、不平等、エネルギー問題、生物多様性、紛争など、世界のさまざまな問題を解決し、より良い世界をつくるための目標)がある。

 不動産に関するインパクト項目は多岐にわたり、地域性の影響も多く、インパクト算出のような取組みは世界的に少数の機関投資家が自社基準でのみ算出して活用するにとどまっていたという。

「EaSyGo REAL IMPACTs」では、世界中の機関投資家が保有する、あらゆる種別の不動産を、定量化された同一のインパクト基準で比較することが可能となる。不動産特有のソーシャルインパクトの算出、定量化、改善シミュレーション、各市場との比較などを実現する。投融資の評価基準として活用や、ESGへの取り組みにおける経済性と社会性の最適化に活用できるとしている。

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