Keris Wireless AimPoint/Strix Scope RX TKL Wireless Deluxeをレビュー
有線/2.4GHz/Bluetooth対応!最大36000DPIの軽量マウス&新スイッチのキーボードは高速なFPSに最適!?
2022年11月01日 12時00分更新
多様なゲーミングデバイスを展開しているASUSから、2022年10月に新たな製品が発売された。1つがゲーミングマウスの「ROG Keris Wireless AimPoint」、そしてもう1つがゲーミングキーボードの「ROG Strix Scope RX TKL Wireless Deluxe」だ。
“ROG Keris Wireless”と“ROG Strix Scope”の名を冠した製品はすでに同社から販売されているが、今回登場したのはその最新モデル。これらは「東京ゲームショウ2022」にて参考出展されていたモデルだ。今回、そのサンプルをお借りすることができた。本稿では、これら2機種の特徴と、従来製品からの進化ポイントをチェックしてみたい。
36000DPIの高性能センサーを備えた軽量マウス
ROG Keris Wireless AimPoint
ROG Keris Wireless AimPointは、75gという軽量設計のゲーミングマウスだ。昨今、FPSゲーム向けのゲーミングマウスでは、50~85g前後の軽量モデルが特に人気となっている。軽量なマウスは小さな力で動かせるため、素早く軽快に操作でき、特にゲーム展開の素早いタイトルにおいて使いやすい。
ただ、一口に軽量マウスと言っても、そのデザインはさまざまだ。左右対称か非対称か、マウスの大きさはどの程度かといった基本的な違いはもちろん、最近は軽量化を追求するために穴あきのフレームを採用しているものもある。
そうした中でROG Keris Wireless AimPointはどうかというと、フレームは穴あきではなく、手の平部分にRGBのライティングが可能なロゴマークを配している。落ち着いた印象ながらもしっかりとゲーミングらしい主張をしてくれるスタイリッシュなデザインだ。
大きさは62(W)×118(D)×39(H)mm、重量は75g。参考までに、軽量マウスの中で人気の高いロジクールの「ロジクールG Pro」と大きさ・重さを比較してみると、ロジクールG Proが63.5(W)×125(D)×40(H)mmで重さが80gなので、それよりもやや小型で軽量になっている。
ちなみに、外観のサイズは従来製品のROG Keris Wirelessと変化はない。ただ、ROG Keris Wirelessが79gだったので、重量は4g軽量化している。近年は左右対称のモデルが増えているため、あえて右利き向けに最適化している部分も特筆すべき点だろう。
そして、ROG Keris Wirelessから特に大きな進化ポイントがセンサーだ。従来のROG Keris Wirelessでは、他社製のゲーミングマウスにも広く採用されているPixart社の汎用センサー、PAW3335を使用していた。しかし、新たなROG Keris Wireless AimPointでは、ASUS独自の「ROG AimPoint光学センサー」を採用した。
このセンサーの変更によって、最大16000だったDPIは36000に上昇。また、最大速度は400→650IPS、最大加速度は40→50Gと、総合的なセンサー性能が大きく向上している。また、バッテリー持続時間も公称で最大78→119時間に向上するなど、総合的に大きなスペックアップを果たしたのである。
ROG Keris Wireless AimPointの主なスペック | |
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接続方式 | USBドングル RF2.4G、Bluetooth 5.2(最大3台のデバイスを接続可能)、USB 2.0(有線) |
DPI | 100~36000DPI |
最大速度 | 650IPS |
最大加速度 | 50g |
ポーリングレート | 1000Hz |
Bluetooth 接続時ポーリングレート |
125/250Hz |
スイッチ | ROGメカニカルスイッチ |
バッテリー | 最大119時間 |
ケーブル長 | 2m |
本体サイズ | 62(W)×118(D)×39(H)mm |
重量 | 75g |
付属品 | クイックスタートガイド、マウススキン、マウスフィートステッカー、オムロン光学マイクロスイッチ 5ピン×2、ROGパラコートケーブル、保証書、ROGステッカー、ドングル延長用アダプター |