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日立製作所が取り組むCMOSアニーリングマシン&量子ゲート型のシリコン量子コンピューター

連載
大河原克行の「2020年代の次世代コンピューティング最前線」

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2027年度までにシリコン量子コンピュータのクラウド運用目指す

 同社では、ここで開発したシリコン量子チップは、大学や研究機関に提供し、オープンイノベーションによる研究開発を推進する考えを示しており、これにより、同チップの研究開発を進展させようと考えている。

 政府では、ムーンショット型研究開発事業を通じて、2050年までに、経済、産業、安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現を目指しており、ハードウェアについては、超伝導、イオントラップ、光量子とともに、日立が取り組むシリコンが含まれている。

 日立では、次期中期経営計画の最終年度になると見込まれる2027年度までには、シリコン量子コンピュータを、実験的にクラウドで運用できることを目指すという。

 日立が開発するシリコン量子コンピュータは、将来の量子コンピュータの実現において主流になることができるのかが注目される。

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