スタディメーター、短期で成果が出る高校生向け数学「ラクシマス」を無料公開
スタディメーター株式会社は2022年10月11日、高校生向け数学学習サービス「ラクシマス」の提供を開始。Googleのアカウントがあれば、無料で利用できる。
「ラクシマス」は、指定した単元から基本問題10問のセットを自動作成できる、高校生向けの数学学習サービス。問題セットを作成すると、その場でタイマー付きのテスト、採点、解説による見直しまで行える。
「ラクシマス」はスタディメーターのスタッフで家庭教師の経験を持つ東京大学大学院生のアイデアから生まれたという。テスト勉強における3つの課題「すべての問題を勉強する時間がない」、「どの問題を解けばいいのか分からない」、「応用問題が解けるようにならない」を解決し、限られた時間の中でも最低限の努力で「70点」を目指す実力をつけることを目標とする。
「すべての問題を勉強する時間がない」課題には、勉強したい単元を選ぶと、希望する範囲から基本問題10問をランダムで小テストとして自動作成。範囲の選択は小単元まで細かく分かれているため、網羅する範囲が広く、教科書から自分で問題を選ぶ手間を省ける。
「どの問題を解けばいいのか分からない」という課題には、各単元で頻出の基本問題で構成することで対応。各問題は1〜2分で解ける程度の難易度で、回答に時間のかかる応用問題は省いた。そのため、時間がないテスト前日や科目数の多いテスト直前でも、問題セットを作成してから解答、自動採点までを迅速に行える。解答時には各問題に応じた解答時間の目安から算出された制限時間を示すタイマーを表示。解答時間に見切りをつけ、悩みすぎで勉強が長引くことを防ぐ。
「応用問題が解けるようにならない」という課題には、基本問題の背景にある考え方に着目することで、応用問題への対応力を身につける仕組みにした。採点結果には、公式など要点に加えて、解くときの実践的なポイントを東大生の視点で解説。定番となる基本問題について「解き方のコツ」を理解し、数学的な思考力を磨く。
解説画面には、同じ範囲のテストの繰り返しと、間違えた問題のみ再テストする2種類の再チャレンジボタンを設置。勉強のうえで重要となる見直しややり直しも好みの形で素早く取り組める。今後は学習する単元や難易度を拡大し、効率的な数学学習の発展を図るという。