フューチャースタンダード、交通量のAI調査「SCORER Traffic Counter Edge」開始
映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を運営する株式会社フューチャースタンダードは2022年10月4日、最新AIを活用した「交通量、通行量調査」の新サービス「SCORER Traffic Counter Edge」を発売。国⼟交通省仕様の「画像認識型交通量観測装置」と同様のAIモデルをエッジ端末に実装し、常時解析サービスが利用可能となる。また、BIツールを内蔵しているため、解析結果の可視化やダウンロードもできる。月額費用は8万8000円から。初期費用33万円から。
「SCORER Traffic Counter Edge」は既存の監視カメラなどを活用して「交通量調査」、「通行量調査」、「入退場者数検知」、「商圏分析」ができる。また、「クラウドカメラのストリーミング接続」を活用した屋外設置が可能で、より幅広い環境でAIカウントシステムを利用できる。
主な機能として、IPカメラから交通量をAI解析でき、カメラは3台まで対応可能。提携するクラウドカメラのストリーミング接続を活用すればカメラとエッジ端末を離して設置できるので、外部環境や電源などの問題で導入しにくかった場所でも、現場にカメラのみを置くだけでAIカメラとして機能する。AIモデルは国土交通省でも導入実績があるもので、搭載入札要件である90%以上の精度を実証している
計測は、小型、大型の各自動車や、自転車、歩行者の方向別計測が可能だ。また、内蔵したBIツールで解析したログの可視化もできる。解析データのCSVの出力データと、簡単に操作可能なBIツールでグラフなどの作成が可能。個別の要件に合わせてカスタマイズさせ、ユーザー側でシステム開発も行える。たとえば、特定の車両のみを検知してカウントしたり、建物の入口の通過者を照合して滞在時間を推定したりといったカスタマイズ分析もできる。
人数のカウントは通行量の人数や店舗前の通行量調査、大型ビジョンの効果測定、来場者カウントなど応用範囲は広い。性別など属性別のカウントも可能だ。