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iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第63回

「iPhone 14 Plus」は軽い・大画面・電池長持ち! 多くの人が満足しそう

2022年10月06日 01時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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左がiPhone 14 Plus、右がiPhone 14 Pro。iPhone 14 Plusはメイン+超広角のデュアルレンズだが、メインカメラのセンサーを大きくするなど、性能は前モデルから進化している

どんなシチュエーションでも修正不要と思える画質で撮れる

 iPhone 14シリーズにおいて、上位のiPhone 14 Pro/14 Pro Maxと、スタンダードのiPhone 14/14 Plusには、カメラのスペックに大きな違いがある。iPhone 14 Pro/14 Pro Maxは48メガピクセルをメインとするトリプルカメラを搭載しているが、iPhone 14/14 Plusは12メガピクセルのデュアルカメラだ。カメラの性能を重視するならiPhone 14 Proを選んだほうがいいことは言うまでもないが、実はiPhone 14のカメラも前モデルから大きく進化している。

 写真や動画を撮る機会が多い人でも、望遠を必要としないのなら、iPhone 14/14 Plusを検討する価値はある。

 iPhone 14 Plusのカメラはメイン(12メガピクセル/26mm/F1.5)+超広角(12メガピクセル/13mm/F2.4)という構成。メインカメラには前モデルよりも大きな新しいイメージセンサーを採用し、絞り値はF1.6からF1.5へと向上。光を49%も多く取り込めるようになり、とくに暗い場所での撮影性能が向上しているという。

 実際に撮影すると、屋内でも屋外でも、バランスのよい明るさで鮮やかな色調で写った。iPhone 14シリーズには、露出の異なる複数のピクセルからベストなものを選んで合成する「Photonic Engine」という新機能が搭載されている。その効果ゆえか、明るさや色が不自然で、修正したくなるような写真になることはなかった。

超広角(0.5×)で撮影

メイン(1×)で撮影

デジタルズームが最大5倍。画質はさすがに粗くなる

逆光で撮影。植物が黒くつぶれず、適切な色で写った

屋内から窓の外に見える景色を撮影

屋内で料理を撮った作例

 ナイトモードは自動で起動し、露光時間が1〜3秒程度に設定される。メインでも超広角でもシャープな画質で写り、他メーカーのスマホのナイトモードに比べると、シャッターをタップしてから保存されるまでの時間が短く、続けて撮影しやすいことも利点といえる。ポートレートモードは愛犬でしか試していないが、背景がナチュラルにぼけることはもちろん、手前もぼけて、愛犬の表情がより際立つ写真が撮れるようになったと感じた。

超広角(0.5×)で夜景を撮影

メイン(1×)で夜景を撮影

ポートレートで愛犬を撮った作例。顔にピントが合って、周囲がナチュラルにぼけて、前に伸ばして脚もぼけた

 ビデオ撮影は最大4K/60fpsで撮影可能。動きながら撮影しても、手ぶれを抑えて滑らかな映像が撮れる「アクションモード」にも対応している。筆者は、普段さほど動画を撮らないのだが、iPhoneを動かしながら風景を撮ってみたいので、参考程度にご覧いただきたい。

カメラの設定画面

ビデオ撮影の設定画面

人物やペットの顔にピントを合わせる「シネマティックビデオ」も撮影でき、後から編集もできる

デフォルトの1080p HD/30fpsで撮影した動画。ビデオ撮影に慣れていない筆者でも、なめらかな画質で撮れた

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