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CPUの反りを抑えるLGA1700フレームを使うと温度に差が出るか試してみた

2022年09月24日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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手持ちのCPUクーラー6製品で効果を確認してみた

 ここからは、手持ちの空冷CPUクーラー、オールインワン水冷ユニット、本格水冷システムを使って、標準ILMとLGA1700-BCFの冷却パフォーマンスを比べてみた。Core i9-12900K(パワーリミット無制限)を使ったテスト環境を用意している。

 ストレステストの「CINEBENCH R23」(30分間実行)を実行。「HWiNFO64 Pro」で、テスト中のCPU温度(CPU Package)を記録している。テスト中の温度推移に、最高温度、前後半5回実行した際の平均温度を抽出し、まとめている。

テスト環境
CPU インテル「Core i9-12900K」
(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)
空冷
CPUクーラー
DeepCool「AK620」(サイドフロー、120mmファン×2)
noctua「NH-U12A」(サイドフロー、120mmファン×2)
簡易水冷
CPUクーラー
ARCTIC「Liquid Freezer II 360」
(360mmラジエーター、120mmファン×3)
DeepCool「LS720」
(360mmラジエーター、120mmファン×3)
NZXT「KRAKEN X73」
(360mmラジエーター、120mmファン×3)
カスタム水冷
CPUクーラー
EKWB「EK-Quantum Velocity2 D-RGB - 1700 Nickel + Plexi」
+360mmラジエーターなど(120mmファン×3)
マザーボード ASUS「TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4」
(インテルZ690チップセット、ATX)
メモリー G.Skill「DDR4-3600 16GB×2 F4-3600C16D-32GTZNC」
(DDR4-3600 16GB×2)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro 12GB」
(GeForce RTX 3080 Ti、12GB GDDR6X)
SSD Samsung「980 PRO 2TB MZ-V8P2T0B/IT」
(PCIe4.0 NVMe 2TB)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W SF-1000F14PE」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」

 CPUクーラーのラインアップは以下の通りで、本格水冷システムのCPUウォーターブロックとなるEKWB「EK-Quantum Velocity2 D-RGB - 1700 Nickel + Plexi」を含め、6製品を用意している。

空冷CPUクーラー編

 空冷CPUクーラーは、空冷最強クラスとなるDeepCool製ツインタワーサイドフロー型の「AK620」と、Noctua最高峰120mmファンの「NF-A12x25 PWM」を2基搭載する「NH-U12A」だ。

ツインヒートシンク&ファンで構成された空冷最強の一角となるAK620。実売価格は8000円前後で、今回使ったホワイトモデルのAK620 WHは1万円前後になる

CPUクーラーの固定はブリッジタイプ。ブリッジの向きは、比較的珍しい縦方向になっている

大型ヒートシンクをNF-A12x25 PWMでサンドイッチしたNoctua「NH-U12A」

「NH-U12A」もブリッジタイプを採用。ブリッジの向きは、多くの製品と同じになっている

 CINEBENCH R23を実行して、AK620とNH-U12Aの冷却パフォーマンスに差が出るかチェックしていこう。

 AK620の結果をみると、LGA1700-BCFに交換することで、CPU温度は明確にダウンしており、最高温度で8度、テスト開始から5回の平均温度が約7度、後半5回の平均温度に至っては、標準ILMと約10度も差が出ている。LGA1700-BCFを使うことでの冷却効果アップは確実と言えるレベルだ。

 続いてNH-U12Aを試すとAK620とは異なる結果で、残念ながらCPU温度に顕著な差は見られなかった。テスト中のCPU動作クロック「Core 0 Clock」と、CPU消費電力「CPU Package Power」は、標準ILMとLGA1700-BCFに違いは見られず、ともに動作クロック4900MHz、CPU消費電力210W台で推移していた。

 もともと、LGA1700フレームはCPUクーラーの取り付け方法で効果に違いがあるとは聞いていたので、テスト早々に実証されたようだ。また、違いが現れなかったことは、NH-U12Aの取り付けマウンターが優秀な証でもあるだろう。

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