• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024May

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

細かく調整が可能なペダル「G PRO Racing Pedals」も

ロジクールGが“リアルさ”と“没入感”を徹底的に追及! 「TRUEFORCE」採用のレースゲーム向けホイール「G PRO Racing Wheel」登場

2022年09月22日 02時01分更新

文● 八尋 編集●ASCII

レーシングシミュレーター「G PRO Racing Wheel」と「G PRO Racing Pedals」を発表

 ロジクールは9月22日、ゲーミングブランド「ロジクールG」のレーシングシミュレーター「G PRO Racing Wheel」(以下、PRO ホイール)と「G PRO Racing Pedals」(以下、PRO ペダル)を発表した。9月29日から、ロジクールオンラインストア限定で販売開始予定で、価格はPRO ホイールが11万9900円、PRO ペダルが4万9940円。なお、日本で発売されるモデルはPlayStaiton&パソコン向けとなっており、Xboxシリーズには対応していない。

ロジクールGのシミュレーションホイールの歩み

 同社は、1998年にシミュレーションホイールを初めて発売。同社としても注力しているカテゴリーで、他社と比べても一番長いあいだ製品群を発売しているという。また、従来製品となる「G923」は5万円以上という価格で、販売代理店から「あまりにも高い」という声もあがったなか、欠品を起こすほど人気の製品になったため、シミュレーションホイールのユーザーがどのような製品を求めているのか、改めて考える機会になったとのことだ。

 そこで、ロジクールGが追及したのが、徹底的な“リアルさ”と“没入感”。この2つをユーザーに提供するために誕生したのが、フラッグシップのPRO ホイールとPRO ペダルだ。

ゲーム内のアクションやオーディオと直接連携する「TRUEFORCE」
11Nmのダイレクトドライブ駆動を採用

PRO ホイール

 PRO ホイールは、同社独自のフィードバック技術で、ゲーム内のアクションやオーディオと直接連携する「TRUEFORCE」を採用しているのが最大の特徴。このTRUEFORCEは、ゲームメーカーがデベロッパー向けに開発されているデータを直接本体に伝えることが可能(TRUEFORCE対応タイトルに限る)。これにより、気候やタイヤによって異なる路面データをリアルに反映するほか、車種ごとのエンジンをかけた際の細かい違い、走行時の車両重量といった要素も正確に実現しているのもポイントだ。

「TRUEFORCE」を採用

 また、最大11Nmのトルクを出力するダイレクトドライブ駆動を採用。現行で販売されている、ダイレクトドライブ駆動の製品の中には、20Nm前後の製品はあるが、PRO ホイールでは、あえて11Nmにこだわっているのも特徴。これは、レーサーやぷプロレーシングゲーマーの協力を仰ぎ、一番実車に近いパワーを検証した結果、この11Nmにたどり着いたとしている。

シフトの耐久性は未だ不明!?
非接触型のホイールセンサーとマグネットを活用

 ギアパドルシフトには、非接触型のホイールセンサーとマグネットを活用した「マグネティックギアパドルシフト」を採用。非接触型なため、ギアシフトによる摩耗がないほか、フィードバックをよりリアルにすることもあわせて実現しているとのこと。なお、このマグネティックギアパドルシフトの耐久性は、不明とのこと。どういうことかというと、検証は継続中でまだ壊れていないとのことだ。

ギアパドルシフトは非接触型のホイールセンサーとマグネットを活用

 また、主要なボタンやダイヤルは、親指で操作できるように配置。これにより、プレイ中にハンドルから手を離すことなく、プレイ画面から目を離すこともなく操作できる。こういった製品のインプットの部分についても、レーサーやプロレーシングゲーマーと一緒に開発して配置しているという。

運転操作中に親指で押せる位置にボタンやダイヤルを配置

 そのほか、パドルはデュアルクラッチを採用。これにより、クラッチのバイトポイントを見つけることなく、トラクションを最大限に高めることができ、レースのスタート時に有利に進めることができるという。加えて、それぞれのパドルにはソフトウェアを使用してほかコマンドを割り当てることも可能だ。

 なお、5つのオンボードプロファイルが登録可能になっているので、異なる複数のレーシングゲームによってや、使用する車種ごとの設定をあらかじめ決めておき、割り当てることが可能だ。このオンボードプロファイルは、同社の「G HUB ソフトウェア」に対応していない家庭用ゲーム機にも反映できるので、コンソール機のプレイヤーでも好みの設定でプレイ可能だ。この設定は、ハンドルに搭載されているOLEDディスプレーから確認可能となっている。

ハンドルに搭載されているOLEDディスプレーから、どのオンボードプロファイルになっているかが確認できる

 価格は11万9900円からとかなりハイエンドだが、プロも納得のいくリアルさを実現しているということなので、レーシングゲームを極めたいという人にとっては、要チェックな製品であることは間違いないだろう。

圧力検知可能なロードセルブレーキを採用
ペダルの位置も簡単に調節可能な

PRO ペダル

 PRO ペダルは、ブレーキのペダルがどれだけの力で踏み込まれたかを検知し、最適なブレーキ機能が採用する、圧力検知可能なロードセルブレーキを搭載。これにより、実車により近いブレーキの感覚を再現しているという。

圧力検知可能なロードセルブレーキを搭載

 また、ペダルベースとペダルを別々の部品で構成。これにより、ペダルの位置は細かく設定が可能となっている。加えて、クラッチペダルとアクセルペダルの反発力を調整するためのスプリングも別途同梱。これにより、プライヤーの好みに合った感触に調整できるという。こちらはすぐに取り外して付け替えられる簡単さも魅力となっている。

スプリングが同梱

簡単に取り換えることが可能だ

 そのほか、各ペダルの位置やフェイスの角度も調整可能。よりリアルな感覚を体験できる。

 PRO ペダルの価格も、4万9940円とそれなりにハイエンドな価格となっている。しかし、こちらとPRO ホイールを組み合わせれば、自宅でも実車にかなり近い感覚でレースゲームを楽しめるはずだ。こだわりのレーシングゲーム環境の構築を目指している人は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

発表会では、eレーシングドライバーでSengoku Gamingに所属する川上 奏選手が登場し、レースを実演した

今回、PlayseatとロジクールGがコラボしたレーシングシートも発表された

背面にはロジクールGのロゴも

■関連サイト

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう