サイト連動で商談獲得を自動化「immedio」がサービス拡充を目指す
マーケティングで活用するウェブフォーム連動型の商談獲得自動化サービス「immedio(イメディオ)」を提供する株式会社immedioは、2022年9月14日、DNX Ventures、株式会社デライト・ベンチャーズ、Sansan株式会社などから約1.5億円の資金を調達したと発表。プロダクトの開発と営業に投資し、企業におけるマーケティング活動の「インフラ」となるべく取り組んでいく。
近年、日本のBtoB企業の間でもウェブを活用したマーケティングが広がる一方、ウェブで問い合わせを受けるも商談まで至らないケースが実際には多いという。こうした背景をもとにimmedioは、見込み客からの問い合わせ完了と同時に商談日程を自動で提案し設定する、商談獲得自動化サービス「イメディオ」を開発した。
企業が利用するウェブフォームとThanksページ(見込み客が問い合わせや資料請求した後に表示されるページ)に、「イメディオ」が提供するタグを埋め込むと、Thanksページ上に日程調整画面を自動的に表示する。
ウェブフォームの入力情報が「イメディオ」に同期するため、入力情報から企業規模や業種、所在地などに基づいて見込み客の見極めを行うとともに、既存の顧客リストと照合して適切な営業担当を割当て、日程候補を提示する。「Googleカレンダー」や「Zoom」と連携しているため、見込み客が日程を選択した時点で、営業担当者にビデオ会議のURLが入った会議通知を自動で送信する。
従来のURL型日程調整ツールで同じ使い方をした場合、フォームと連携していないため日程選択後に再度個人情報を入力する手間がかかり、そこで離脱してしまいがちになる。また、すべての見込み客に営業担当者の空き時間が表示されてしまうので、ミスマッチな商談も生じてしまう。「イメディオ」は情報の再入力が不要で、見込み客の情報に応じてあらかじめ設定した営業担当を自動的に割り当て、商談担当者のアサインを効率的に行う。
immedioは、今後さらなるサービス領域の拡充を行い、企業の営組織やマーケティング組織の生産性向上に貢献することを目指す。