新品価格の6分の1ほどの価格からゲーミングデバイスがレンタルできるサービス「Device Me」などの新事業をMSYが発表!【TGS2022】
MSYは9月15日~18日まで千葉県・幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2022”にてブースを展開。初日となる15日にブース内で実施されたステージイベントでは、ゲーミングデバイスのレンタルサービス「DeviceMe」およびゲーミングルームのDIY・賃貸サービス「BASE GRAPHT」が発表された。
レンタルしたゲーミングデバイスはそのまま買い取りも可能
ステージイベントではMSY株式会社 代表取締役社長の秋山昌也氏が登壇し、2つの新サービスを発表。「DeviceMe」について秋山氏は、「ゲームに関して日本はコンソール大国であり、PC向けのゲーミングデバイスを用意しようとしても、どれを選べばいいか分からない、購入しても使いこなせるか分からない、という方が多いことが業界共通の課題」と問題を提起する。
中・上級者にとってもゲーミングデバイスの高価格化が負担となっており、手軽にデバイスを試せる環境を実現したいとの思いが同サービスの提供開始に繋がったと語った。
「DeviceMe」では新品価格の1/6程度の価格からゲーミングデバイスをレンタルでき、数万円のデバイスを少額から自宅などで試用可能となる。レンタル期間が長くなると費用も増えていくものの、新品の正規価格に達した時点でそのまま所有権がレンタルしたユーザーに移るため、気に入ったデバイスがあればそのまま使い続けられるというわけだ。
サービス当初はRazer製デバイスのみがレンタル対象で、デバイス選びが難しいカジュアルユーザー向けにプロゲーミングチーム「父ノ背中」のけんき氏、ストリーマーの渋谷ハル氏など人気ゲーマーの推奨セットなども用意している。
β版のサービス提供開始時期は11月で、2023年中には正式サービスを開始する見込み。β版は人数限定のサービスを予定しており、正式サービス開始後はデバイスの出張設置、コンシェルジュサービス、Razer以外のゲーミングデバイスブランドの取り扱いなども予定しているとのことだ。
ゲーミング環境をトータルで提案していく「BASE GRAPHT」
もう1つの「BASE GRAPHT」は、ゲーミングルームの賃貸など、充実したゲーミング環境をトータルで提案していくサービスの総称。第一弾として1LDKのゲーミングルーム賃貸を年内にスタート予定で、無料の高速インターネット環境、家具・家電の用意に加え、ゲーミングデバイス一式も提供するとのこと。通信環境や防音環境を整えることで、ユーザーが思う存分ゲームを楽しめるような住宅となる見込みだ。
ちなみにブースのステージ裏には、展示物として「BASE GRAPHT」の展開をイメージした「ゲームストリーミングコンテナ」を設置している。ゲーミングデバイスの他、ライティングや音響・防音設備にもこだわっており、開発中の吸音板などが実際に設置されていた。
こちらのコンテナがサービスとして実際に提供されるかどうかは不明だが、「BASE GRAPHT」自体は配信スペースのレンタルなども想定しているとのことで、将来的にはこのようなスペースを借りてゲームや配信を堪能できる可能性があるようだ。
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