図面からボタンひとつで調達、特注建設部材調達システム「BALLAS」正式版開始
株式会社BALLASは2022年9月13日、建設部材調達システム「BALLAS」を正式にリリースした。2022年2月から開発に着手し、改良を重ねて正式版開始に至った。
「BALLAS」は、施工会社が使用する特注の建設部材をWebで簡単に調達できるシステム。設計図や施工図など参考となる図面を「BALLAS」にアップロードし、ボタンを押すだけで概算の見積を受け取ることができる。図面は承認前のラフ画でも対応する。
概算見積を確認し、発注後、BALLASが調達する部材の製作図を作成。図面や書類はマイページ上で一括管理し、発注内容をチーム内で自動共有できる。自動更新される調達情報をリアルタイムで確認可能。最適な納期と品質でBALLASの認定協力工場で製作した部材が届く。
BALLASの社内実測値では、「BALLAS」により取引の時間的コストを削減することで従来1ヵ月かかったプロセスが1週間に短縮し、業務が効率化したという。特注の建設部材は、仕様確認の多い製図業務や、国内で2万社以上存在する仕入先から最適な調達を実現する仕組みが確立していなかった。煩雑な調達業務をボタンひとつで完了することで、これまで時間を要していた製作工場を探して交渉し仕様を確認するといった手間を省き、施工に集中できる。