CAN EAT「アレルギーヒアリングシステム」、アレルギー対応効率化の新機能開始
株式会社CAN EATは2022年8月31日、アレルギー対応の効率化と事故防止を図る「アレルギーヒアリングシステム」に「CSV出力機能」と「自動入力ロック機能」を開始。また、より徹底したアレルギーヒアリングを図るために、アレルギー申請画面項目の追加とデザインをリニューアルした。
「アレルギーヒアリングシステム」は、団体会食における出席予定者(ゲスト)のアレルギーなどの情報を事前に直接入力し、各自の食事制限の詳細な情報を正確かつスムーズに把握できるサービス。ブライダルやビジネスイベント、修学旅行などに利用されている。アレルギー対応のトラブルは情報の伝達不足が原因のケースが多い。「アレルギーヒアリングシステム」はゲストにQRコードを事前配布して食事制限情報を直接入力してもらうことで、その情報を関係者が把握、確認し、料理伝票や配席表への転記作業を削減して、正確なアレルギー対応と効率化を図る。
新機能の「自動入力ロック機能」は、食事制限の入力締め切り日を過ぎると自動で入力ロックをかけられる。入力ロック後はゲストがアクセスするページに事業者の連絡先を表示。期限後に追加申請や入力情報の変更が発生した場合はロック期限の延長も可能だ。
「CSV出力機能」では、ゲストから収集した食事制限情報をCSV形式で一括出力可能にした。Excelフォーマットなどへ情報を転記できるため、事業者のアレルギー対応フローに合わせた形式で申請情報の確認や編集、管理ができる。プリントアウトにより、プランナーとキッチン担当者のコミュニケーション効率化やミス防止を図る。
また、アレルギーには個人差があり、特定原材料28品目の指定外である食べ物でアレルギー症状が出る場合もあることから、増加傾向にあるアレルギーの内容をアレルギー申請画面に追加した。データはCAN EATが蓄積した数万件の食事制限データをもとにしている。アップデートでは、栗や銀杏などナッツ類のアレルゲンのバリエーション追加や、微量混入の回答についてのUIの変更など、回答しやすい画面表示を追求した。
加えて、「食事制限なし」と回答をした人の名簿リストも取得可能にし、食事制限がないのか、回答していないのかを判別できるようにし、アレルギー対策を強化した。