ストックマークのAIニュース分析「Anews」、業界内の変化を検知解説する機能を追加

　ストックマーク株式会社は2022年9月6日、自然言語処理技術を活用した組織的情報収集サービス「Anews」において、業界を選択すると、AIが業界内でのトピック別の主要企業、急伸企業、新出企業を検知し、事例を解説する機能を開始した。

「Anews」は国内外約3万5000サイトの情報源から、AIが組織や業務に合わせて必要な情報を届け、組織の情報感度を高める情報収集サービス。今回開始した「業界ニュース」では、ストックマークが設定した15の業界と各業界のトピックについて情報を配信。業界概観や日々の変化をタイムリーに把握でき、新規事業や用途開発などのアイデア創出に生かせる。

　知見のない業界の動向を把握する際に重要となるのは2点。業界内のトピックと、そのトピックを表す具体的な言葉を知ること。この機能では、ストックマークのプロフェッショナルサービスチームがトピックを選定し、関連する複数のキーワードを設定する。たとえば、「メタバース」をトピックに選定した場合、配信するニュースでは「仮想空間」など「メタバース」関連の類語を独自に設定。重要なトピックと、トピックを象徴する言葉を容易に把握できるようにしている。

　また、業界内のトピックごとに、ニュースが多い主要企業、ニュースが急上昇している急伸企業、過去3年間で一度も登場していない新出企業を、AIが見つけ出す。これにより、業界の変化の有無や、AIが発見した企業が、自社の競合や顧客、パートナーになり得る可能性があるかを把握できる。

　配信されるニュースについては、AIが注目すべき理由を解説し、注目すべき事例の冒頭部分をあわせて表示するので、効率的に情報を取捨選択しながら閲覧できる。ストックマークは今後AIの学習を強化し、業界内での新たな概念、言葉の検知を自動化する予定だ。加えて、業務に対してどのような価値があるかをAIが解説できるように開発を進めることも視野に入れている。

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