AMDは9月9日、テンポラル・アップスケーリング技術の最新版「FidelityFX Super Resolution（FSR） 2.1」を発表した。
FSRはAMDの最先端のテンポラル・アップスケーリング技術で、対応するゲームのフレームレートを向上させて優れた画質を実現。FSR 1やFSR 2と同様に、FSR 2.1はオープンソースで提供され、競合他社の製品を含む幅広いハードウェアで動作する。FSR 2.1には、ゴーストやシマーリングなど、アーティファクトを低減しながらゲームの画質を向上させるアルゴリズムのアップデートが含まれ、GPUOpen.comでゲーム開発者向けに無料でダウンロード提供。
FSR 2.1には「Farming Simulator 22」の最新アップデートに追加されており、今後「Hitman 3」にも含まれる予定。さらに、「Unreal Engine 4.26／4.27」および「Unreal Engine 5」のFSR 2プラグインもアップデート。FSR 2.1をサポート対象としたほか、いくつかの機能改善が施されている。
Farming Simulator 22における解像度向上
1.25倍ズーム時（1／1）、鋤の部分のゴーストを低減
また、AMDはFSR 2に対応した新たな11のゲームタイトルも発表。対応タイトル数は45に達しており、新たに追加されたタイトルには「Deep Rock Galactic」「Destroy All Humans! 2 - Reprobed」「Ghostwire: Tokyo」「Scorn」などがある。
