AIがオリジナル曲を生成サービス「FIMMIGRM」登場
株式会社TMIKは2022年8月1日、オリジナル曲をAIで生成する楽曲作成サービス「FIMMIGRM(フィミグラム)」の提供を開始した。
「FIMMIGRM」は、ヒット曲の特徴を大量に学習し、抽出された特徴にランダムなベクトルを加えることで、新しいさまざまなパターンのメロディやコード進行を生成するというもの。「FIMMIGRM」の特徴のひとつは生成パターン数が無限であること。「楽曲を似せない技術」で特許を取得済みで、類似しない世界にひとつのオリジナル曲の生成を可能としている。また、AIが自動で作曲するので、作曲の知識や難しい操作が必要ない。
生成されたメロディは、クリエイターが編集したりボーカリストが自分の歌を乗せたりすることで、オリジナル曲として自由に利用できる。利用料金には年払いと月払いがあり、年払いの場合はSTARTERプランが月額500円、STANDARDプランが月額850円、CREATORプランが月額1650円。法人向けのBUSINESSプランもある。
AIの学習データの対象となる楽曲は、TMIK代表の玉井健二氏が選定・プロデュースしている。玉井氏は、米津玄師やOfficial髭男dismなどをはじめとした数多くのアーティストへの楽曲提供やプロデュ―スを手がけてきた音楽クリエイター集団「agehasprings」代表を務める音楽プロデューサー。ヒットの要素が詰まった2000曲をプロデューサー目線で選定し、メロディとコード進行の要素にフォーカスしてAIに学習させている。
一度購入したトラックはほかの人が購入できなくなり、購入した人に権利が帰属するので、利用期間や利用回数の制限なく、自分のオリジナル曲として自由に編集や公開が可能。動画クリエイターやインフルエンサーから音楽業界のプロフェッショナルまで、オリジナル曲を必要とするさまざまなクリエイターが利用できる。