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2x2接続で最大通信速度2402Mbps

実効速度でWi-Fi 5の3倍速いことも!1万円台のWi-Fi 6ルーター、RT-AX3000 V2の実力

2022年08月17日 12時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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データのコピー時間はWi-Fi 6が安定する

 テストはそれぞれのPC上に保存した4.2GBの4K動画ファイル1つ、もしくはRAW画像が100枚入った2.8GBのフォルダー1つをWindowsのファイル共有を利用して、別のPCにコピーする時間を計測した。どの状況でもWi-Fiは5GHz帯のSSIDに接続しているが、RT-AX3000 V2では5GHz帯通信時に使う周波数のレンジは80Hzか160Hz(デフォルト)で選べる。

 世の中のWi-Fi 6対応デバイスには160Hzの通信に対応していないものもあるので、今回は80Hz設定も検証し、「最大1201Mbpsまでしか通信のできないWi-Fi 6」もシミュレートした。この制限された条件下でのWi-Fi 6通信と、Wi-Fi 5通信の比較も注目してほしい。ちなみに、自作PCはすべて有線LAN(GbE)で接続しているので、Wi-Fi接続は2in1 PCとルーター間のみだ。

2in1 PCから自作PCへ、4.2GBの動画ファイルをコピーした時間

2in1 PCから自作PCへ、2.8GBのフォルダーをコピーした時間

 上のグラフは2in1 PCから自作PCにファイルをコピーsした時間を5回計測したものだ(pass#1=1回目)。いずれもWi-Fi 6の2402Mbps(160Hz)が最も短時間でコピーを終了し、続いてWi-Fi 6の1201Mbps(80Hzに制限)が2番手、最後がWi-Fi 5となった。

 2年前のRT-AX3000レビュー時よりもずっと安定していたので、ドライバーの完成度が上がっていると思われる。これならルーターをWi-Fi 5からWi-Fi 6に変えるだけで、通信速度がずっと良くなることがわかるだろう。続いては、自作PCから2in1 PCへファイルをコピーした時間だ。

自作PCから2in1 PCへ、4.2GBの動画ファイルをコピーした時間

自作PCから2in1 PCへ、2.8GBのフォルダーをコピーした時間

 やはりこちらのケースでも、Wi-Fi 6 (2402Mbps、160Hz)がダントツで速い。特に、4.2GBの動画ファイルコピーでは、Wi-Fi 5(867Mbps)では120秒以上かかるところ、Wi-Fi 6 (2402Mbps、160Hz)では40秒を切り、その差は約3倍に。Wi-Fi 6 (2402Mbps、160Hz)の速度は2in1 PCから自作PCにコピーした場合と遜色ないが、Wi-Fi 6(1201Mbps、80Hz)やWi-Fi 5(867Mbps)は、がくんと速度が下がったことが原因だ。

 この結果から、受け手側(2in 1 PC)がWi-Fiを利用している場合、Wi-Fiの通信規格や通信速度の影響は際立つと見るべきだろう。逆に、周波数レンジ160Hzなら受け手・送り手問わずに安定した高速通信が可能ということだ。

 ちなみに、自作PCに用いたマザーボード、TUF Z690-PLUS WIFI D4もWi-Fi 6に対応している。自作PCから2in1 PCへファイルをコピーする場合のみだが、Wi-Fi 6(2402Mbps、160Hz)で接続したケースではどうなるのか試してみた。参考までにご覧いただこう。

自作PCから2in1 PCへコピーした時間

 自作PCとルーター間がWi-Fi 6接続の場合、やはりGbEで有線接続した場合と比べると、通信速度はやや落ちる。通信速度の理論値で比較すれば、Wi-Fi 6は2402Mbpsで、GbEは1000Mbpsだ。ゆえに、前者のほうが高速になりそうなものだが、実際は電波環境によってWi-Fiは大きく速度が落ちることもあるため、筆者宅では有線のGbE接続のほうが有利だったということだ。

 しかしながら、Wi-Fi 5と比べれば明らかに高速なので、Wi-Fi 6ルーターの有益性は自明だろう。

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