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WACUL、ウェブサイトのトップページが成果を出すポイントを押さえているかを判定する無料サービス「B2BトップページAI診断」

 WACUL(ワカル)は8月3日、ウェブサイト全体を人工知能がチェックし、トップページが成果を出すポイントを押さえているかを判定する「B2BトップページAI診断」をリリースした。

 WACULはマーケティングDX を自動化するデータ分析ツール「AI アナリスト」などを開発。同社ではAIアナリストに連携された3万6000超のサイトアクセスデータおよび1万2000超の改善PDCAデータを元に、サイト種別ごとに成果を出すための“勝ちパターン”を研究しており、ウェブサイトのUIはおおむね勝ちパターンが決まっているが、いまだにそれらが実装されていないウェブサイトが多く存在しているという。

 AIアナリストを導入した顧客には同社のコンサルタントが改善方針を提案しているが、人力では改善できるウェブサイトに限りがあるため、WACULではウェブサイトのUIが勝ちパターンに沿っているかの判定自動化に取り組んでいたという。今回、そのファーストステップとしてBtoB企業のウェブサイトのトップページが理想的なUIになっているかを自動判定するサービスを開発し、無料で提供。

 B2BトップページAI診断では、BtoBサイトのトップページのURLを入力すると、ウェブサイトのトップページが成果の出る理想的なUIになっているかをAIが自動で判定(ECサイトなど、BtoBサイト以外のウェブサイトやトップページ以外では正しい判定結果が出力されない可能性がある)。

 主な取得情報は、ページ内のパーツ(DOM要素)について<img>や<h1>などのHTMLタグ情報、位置やサイズ等のスタイル情報、テキスト情報、リンク先が指定されている場合はそのURL文字列。WACULの提唱する勝ちパターンに沿っていないとAIが判断する点について「改善すべきポイント」として提示する。

ウェブサイトのデザインをAIが抽象化(分析の過程)

 勝ちパターンの判定観点としては、ファーストビューにCVポイントへの誘導導線が設置されているか(もしくは入力フォームが大きく露出されているか)や、その誘導がユーザーに目立つUIで設置されているか。CVへの誘導文言とCV誘導導線(ボタンの文言等)の文脈がそろっているかなど。

 同社では今後、アルゴリズムの見直しや学習データを増やすことで、さらに精度の高い判定ができるようになる見込みという。

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