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プレイヤーの体組成情報がゲーム内のキャラクターに反映!

「タニタ」がゲーム機を開発!しかも触って遊べる!!板橋区立教育科学館で開催中の「『体感する体の科学』展」をレポート

2022年07月27日 15時00分更新

文● 馬波レイ 編集●宮崎(ASCII)

 タニタという会社に皆さんはどのようなイメージをお持ちだろうか? おそらくは、ヘルスメーターを主力とした健康器具メーカーといったところだろう。そんなタニタ(厳密にはグループ会社であるサウザンスマイルズ)が、なんとゲーム機を開発! しかも、それを実際に触れる機会があるというのだから、これは取材せざるをえない!!

 ということで、タニタのゲームを体験できる板橋区立教育科学館で開催している「体感する体の科学」展に訪れた。

 実はタニタは、ゲームやアニメとのコラボを積極的に展開している企業。その極めつけは、2020年に「電脳戦機バーチャロン」シリーズに対応したコントローラー・ツインスティックを開発・発売したことだろう。そんな会社が手掛けたゲーム機とはいかなるものなのだろうか? 乞うご期待。

自分の体組成情報を元にゲームキャラクターが誕生

 少し前置きが長くなったが、そのゲーム機が体験できる催しとは、東京・板橋区立教育科学館にて行なわれている夏季企画展「体感する体の科学」展。入館は無料で、2022年8月31日まで開催中だ。

 “人を展示する科学館”をテーマとする板橋区立教育科学館と、板橋区を代表する企業であるタニタの協力関係から実現の運びとなった今回の展示。普段からある通常展示の中に散りばめられるかのように、タニタの歴史を知ること、健康測定器などを体験できるコーナーが用意されている。

取材した当日は、板橋区長ら来賓を招いてのオープニングセレモニーも執り行なわれた

 前述したように目玉となるのは、タニタの社内ベンチャーとして設立されたサウザンスマイルズが開発したゲーム機の体験展示。同機はタニタが2020年に米国にて開催されたCES(Consumer Electronics Show)2020に出品したもので、国内では初お披露目にして初の一般公開となっている。

 気になるゲーム機はというと、体組成計でよく見られる電極が本体の両脇に付いているという“いかにも”なスタイル。このハンドルを握ることでプレイヤーの体組成情報が測定され、ゲーム中のキャラクターが9タイプから決定するという仕組みだ。

プレイヤーの年齢・身長・体重を入力した上で左右のハンドルを握る。すると取得された体組成データを元にしたキャラクターが選ばれる

 ゲーム本編はというと、決定されたキャラクターを操作して障害物を避けたり、敵を倒したりしながらゴールを目指すアクションゲーム。スリムなキャラクターなら障害物のスキマをすり抜けられる、マッチョなキャラクターならパンチの攻撃力が高いといった具合に、体型によって攻略方法が異なる。

オートで前進していくキャラクターを左右移動させながら、ジャンプやパンチ、エネルギー弾を使い分けつつ敵や障害物を破壊していく

 こうしたゲーム機を開発した理由として広報担当者は、「ゲームプレイを通じて、自身の身体についてもっと知ってほしい」からだと説明。たしかに、日常的に体重測定をする習慣のない自分にとって、娯楽であるゲームを通じて自身の身体に向きあえるというのは目からうろこな体験であった。

 なお、現状ではこのゲーム機の製品化などはまったく未定とのこと。「まずは体験してもらった皆さんの反応を見せていただいて、そのうえで(ゲーム会社との協業なども含めた)今後の展開を探っていきたい」とのこと。ぜひ皆さんの体験をフィードバックしていただきたい。

 展示内容についても簡単に触れておこう。館内のあちこちには、タニタ創業者である谷田五八士氏の足跡を年表形式で展示。1923年(大正12年)の創業時に手掛けたシガレットケースから始まり、1959年に発売したヘルスメーターのヒットにより健康づくりにシフトしていく流れは興味深いモノ。谷田氏がその時何を考えていたかのポップも多数あり、ものづくりにおける氏の試行錯誤を追体験できるようにもなっている。

 また、主力商品であるヘルスメーターは、これまでに発売された歴代モデルの展示から、体組成情報を測定できる最新モデルの体験までが可能となっている。ほかにもリアルタイム3次元計測システムの実演や、ワークショップの開催など自分の体を「見て」「知る」ことができる内容となっている。

ズラリ並んだタニタの歴代ヘルスメーター。アナログ体重計からデジタル、体脂肪測定と進化していく様子が確認できる

地下一階の体験コーナーでは、タニタ製の最新測定機器とゲーム機の体験が行なえる

 開催期間が夏休み中ということもあり館内には子ども連れのファミリー層の姿も多く見られたが、ガジェットやゲームに興味のあるアスキー読者にも刺さる内容となっているので、ぜひ開催期間中に足を運んでみてはいかがだろうか。

タニタ社員が毎日行なっている「タニタ体操」の体験コーナーも設けられている

【「体験する体の科学」展概要】

会場:板橋区立教育科学館 東京都 板橋区常盤台 4-14-1
会期:2022年7月21日~8月31日
特設サイトhttps://itbskkkikakuten.wixsite.com/itbskk-karadakagaku/home
開館時間:9時~16時30分 ※企画展開催期間は17時閉館。
休館日:毎週月曜日、ただし8月15日は開館 ※会期などは変更となることがあります。
入場料:無料
入館方法:新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を実施。
※入館前に検温をし、発熱がある場合は入館をお断りさせていただきます。
※館内ではマスクを着用してください。
主催:板橋区立教育科学館
特別協力:タニタ
企画協力:鎌田高広さん(鎌田高広事務所)/山田雅也さん(縦糸横糸合同会社)
お問合せ:板橋区立教育科学館 事業企画 企画展担当 〒174174-0071 東京都板橋区常盤台 4丁目14-1
TEL:03-35593559-6561(開館日9時~17時)/E-mail:info@itbs-sem.jp

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