本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「幼少期に触れ合ったパソコンたち」を再編集したものです。
今年も非常に優秀な新卒入社社員の皆さんと出会えてうれしい限りです。
この季節になると、なんとなく自分の過去を振り返っているように思います。
なぜ自分はエンジニアになったか?を説明する時に、「10歳からプログラミングを始めたから」と普段答えているのですが、3つのパソコンとの関りが大きく関係していると思っています。
ちなみに私が小学校1年生くらいの時にWindows 95が出ました。
Windows 95のパソコン
Windows 3.1のパソコンにWindows 95のCD-ROMでアップグレードインストールしたものです。
ブルースクリーンが頻発したりハードディスクがガリガリ音を立てたり、本当に不安定なパソコンでした。メモリは確か8MB… GBじゃないですよ?
ハードディスクも700MBくらいだった記憶があります。
メモリーは後で40MBに増設した記憶があります。
ゲームをやるくらいでしか使っていませんでしたが、Windowsという、その後爆発的に普及するOSに幼少期から触れられたのは大きいです。
NEC PC-9801(たぶん)
こちらはCLIベースで動くパソコンですね。
フロッピーディスクでアプリケーションを読み込んだりして使えるものです。
このパソコンで父が趣味でオセロのプログラムを書いていて、そのソースコードのLINE文を書き替えたら、オセロの盤面の線が斜めになったのが、プログラミングを始める本当の最初の点だと思います。
これが無ければプログラミングは始めていなかったと思います。
当時このパソコンが大好きでした。
画面全体の表示を全て制御できるので、パソコンを全部コントロールしているような感覚になりました。
高専の入試面接のときに「OSを作れるようになりたいです」などと無謀なことを言ったのもこちらがきっかけです。
(結局OSの開発には1ミリも手を出しませんでした・・・)
SHARP MZ-731(たぶん)
こちらは機械語で動くパソコンです。
祖父がパソコンを勉強するために購入したと聞いています。
家庭用テレビに繋ぐと画面表示ができて、メモリが確か64KB、ハードディスクは無く、カセットテープでデータの読み書きができました。
例えば3分くらいかけてカセットテープを読み込ませるとBASICが使えるようになります。
私個人としてはあんまり活用していなかったですが、メモリ空間の一部がディスプレーの表示に繋がっていて間違えて書き換えると画面の色が変わったりとか、マシンが「暴走」して応答しなくなるとかを経験して、純粋にコンピュータがどういうものかを理解することに役立ったと思います。
まとめ
メモリー容量とか具体的な数字で覚えているのが怖いですね。
その後、パソコンは買い替えられてWindows Meとインターネット接続を手に入れ、Visual Basic 6.0を買ってもらって本格的に独学でのプログラミングを始めたのでした。
皆さんはどのような経緯でエンジニアになりましたか?
松枝 宏樹/FIXER
愛知県在住、リモートワーク気味なエンジニア。
得意分野はC#、ASP.NET、terraform、AKSなど。
[転載元]
幼少期に触れ合ったパソコンたち