エヌエスティ・グローバリスト、LoRa無線のIoTセンサー「河川増水・冠水のモニタリング監視」提供開始
エヌエスティ・グローバリスト株式会社は、2022年7月4日から、低消費電力で遠距離通信可能なLoRa無線を用いたセンサーIoTで防災、減災対策に貢献する「河川増水・冠水のモニタリング監視」を提供開始した。
LoRa無線独自技術を用いたセンサーIoTによるこのシステムは、河川増水や冠水災害の原因となる河川水量の異変に対し、定点視カメラによる目視データと、水位流量センサーの測定データを結合して現場周辺の危険エリアを可視化する。モニタリング中に異常値を検出した際はメールでアラート通知も行ない、管理者が現場へ行く負担を増やさずに、迅速な判断の後押しをする。
免許不要、通信費無料で設置可能なLoRa無線の電源は太陽光と蓄電池が一体化した「preadRouter-SOLAR」で賄い、インフラの整備が進んでいない地域でも広範囲エリアの監視を実現できる。現場で求められる要件にあわせ、センサーと画像による測定と監視をする「スタンダードプラン」、センサーのみ利用する「センサープラン」、カメラのみを利用する「CAMプラン」から選択可能。
地域の降雨情報だけでは迅速な判断がしにくい局地的な豪雨災害や大規模水害の緊急性に対し、充分な判断材料を揃えた効率的な対策を打つため、防災減災対策用途における現場課題解決を目指し自然災害の最小化に貢献する。