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次のIoTの姿が見える!SORACOM Discovery 2022レポート

ミクシィ、LIXIL、grigryなどがサービス作りとSORACOMを語る

ソラコムが3キャリア対応プランを発表 衛星通信も取り込めるように

大河原克行 編集●大谷イビサ

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 ソラコムは、2022年7月6日、7日の2日間、同社年次イベント「SORACOM Discovery 2022 ONLINE」をオンラインで開催している。初日の基調講演では、SORACOM Airのマルチキャリア対応プランや衛星通信への対応といった新発表のほか、ミクシィ、LIXIL、grigryなどのユーザー事例が披露された。

ソラコム 代表取締役社長の玉川憲氏

2015年に掲げた5つの戦略を今も確実に実行

 SORACOM Discoveryは今回で7回目。同社では、IoTの最新トレンドや活用事例、SORACOMの最先端テクノロジーを通じて、IoTを学び、活用する道しるべを、IoTの先駆者とともに「発見(Discovery)」していくイベントに位置づけている。

 今年のテーマは、「Internet of Everywhere〜ひろがるデジタル・つなげるIoT〜」とし、40以上のセッション、50人以上のゲストが登場。IoT(Internet of Things)が、IoE(Internet of Everywhere)へと進化していることを示しながら、ソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」により、ソラコムが目指してきた「IoTテクノロジーの民主化」が実現されていることを裏づける内容となった。

 開催初日の午前10時30分から行われた基調講演では、ソラコムの玉川憲社長が登壇し、まさにEverywhereへと広がったIoT活用事例や最新の技術潮流、顧客のフィードバックを受けて成長するソラコムのアップデートについて、約1時間30分に渡って説明。また、SORACOMを使って新たな価値を生み出している企業が登場し、それぞれの取り組みについて紹介した。

 冒頭、ソラコムの玉川氏は、「ソラコムは、2015年からIoT通信、プラットフォームを提供し、デバイスパートナーやクラウドパートナーとも連携を広げてきた。ソラコム自らもデバイスを販売し、データ蓄積サービスや可視化サービス、遠隔管理サービスも提供している。ひとことでいえば、ソラコムはIoTの『つなぐ』を簡単にできるようにしてきた。世界中で400万回線が利用されており、2万以上のお客様が利用している。多くのスタートアップ企業にも利用されている」とこれまでの取り組みを振り返った。

IoTのつなぐを簡単にしてきたソラコム

400万回線を突破

 ガートナーのマジッククアドラントにも2年連続で選出され、グローバルプロバイダーとして、ビジョンの安全性と実行力が評価されている。そして、SORACOM Partner Space(SPS)には800社以上が登録し、そのうちSPS認定済み登録パートナーは139社に達している。「欧米からも23社のパートナー企業がSPSに登録し、IoTエコシステムがグローバルレベルに進化している」と、グローバルでのエコシステム構築も進めている。

 その上で、「2015年に打ち出した戦略と、いまの戦略は変わっていない」と前置きし、「運用コストを削減し、お客様に低料金で還元」、「お客様のニーズに基づいた迅速なサービス開発」、「テクノロジーを、すぐ使える形で提供」、「グローバルなプラットフォーム展開」、「エコシステムを重視」の5点の基本戦略を改めて締めしてみせた。

ソラコムの5つの基本戦略

 「たとえば、運用コストの削減やニーズに基づいたサービス開発という点では、『LTE-Mを安く使いたい、グローバルで使いたい』という要望に対応した」とし、2022年2月に発表したSIMサービスの「plan-X3」では、月額1ドルで、全世界89カ国でLTE-Mを利用できるようにしたことを紹介。「plan-X3による日本でのサービスは、NTTドコモの回線を利用していたが、近日中にソフトバンクの回線にも対応することになる」と、新たな取り組みにも触れた。

 この発表を皮切りに、今回の基調講演では、数々の新製品、新サービス、新機能が発表された。

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