ソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM Air」契約回線数が400万回線を突破

ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ソラコムは2月22日、同社が提供するIoT向けデータ通信サービス「SORACOM Air」の契約回線数が400万を突破したと発表した。

 海外法人からの提供を含むSORACOM Airの総回線数(SORACOM Air for セルラー、SORACOM Air for Sigfox、SORACOM Air for LoRaWANを含む)が契約回線数となる。

 同社では、米国と英国にも拠点をかまえグローバル展開を強化しており、世界中の140以上の国と地域で利用できるでSORACOM IoT SIMは、ひとつの国でも複数の通信キャリアでつながる広いカバレッジを提供することからウェアラブルデバイスや位置情報を使ったトラッキングの分野での利用が増加。契約回線数400万回線のうち100万回線以上が、このような海外の企業の利用によるものという。

 Pebblebee社では、犬などの首輪に取り付けられるサイズの小型のトラッカー「Pebblebee Found」を開発して提供。また、SORACOM IoT SIMでは従来のカード型に加えて機器に組み込むチップ型SIM(eSIM)も普及が進み、セルラー回線数の5割以上がeSIMを活用しているという。

Pebblebee

eSIMの利用は5割を超えている

AI通訳機「ポケトーク」(eSIM内蔵デバイス)

SORACOMのユーザーコンソールやAPIを通じて管理・自動化を行なうIoT電球「ハローライト」

 SORACOMプラットフォームでは、IoT開発・運用をサポートする各種クラウドサービスも提供しており、サービスを必要に応じて組み合わせることで製品の企画から市場投入までの期間を短縮し、開発から運用にかかるトータルコストを抑えることが可能という。

SORACOMのサービスとeSIMを組み合わせてデバイスの認証と通信の暗号化を行なっているミクシィの「みてねみまもりGPS」

 SORACOMでは、ウェブブラウザーでユーザーが自在に管理できるユーザーコンソールもしくはAPIからプログラマブルに回線の開始・休止などの制御が可能なほか、プロトコル変換や認証情報の集中管理といった開発や運用を軽減するサービスをはじめとしたIoTデバイスを遠隔操作できるネットワークやデータの蓄積と可視化を行なう機能などを提供している。

SORACOM Air for セルラー

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月