バッタの脳を改造、人間のがんの「嗅ぎ分け」に成功
米国の研究チームがバッタの脳を使って、「匂い」からがんを検出することに成功した。がんのスクリーニングやデバイスの開発に発展する可能性がある新研究だ。
GPT-3が新社名を発案、「AIと働く」を実践してみた
人工知能(AI)を相棒として働くとはどういうことなのか? AI研究者の清水 亮氏が、世界最先端の人工知能のひとつとされるオープンAIの「GPT-3」を新会社設立時の相談相手として使ってみた。
米国が制裁を検討中、 知られざる監視カメラ企業 「ハイクビジョン」とは?
中国政府による新疆ウイグル自治区での人権侵害を支援したとして、世界最大の映像監視機器メーカー「ハイクビジョン」が米国による厳しい制裁を受けるかもしれない。ハイクビジョンとは何か、米国が考える国際的な制裁の可能性について解説する。
データセンターが都市に静かに戻ってきた理由
テック企業はデータセンターを郊外だけでなく、人口密集地の中心部にも開設している。エンドユーザーが遅延に対して不寛容になってきているからだ。しかし、大量の電力を消費し、大量の熱を発するデータセンターを都市部に置くには課題もある。
理研など、中性子4個だけでできた「原子番号ゼロ」原子核を観測
理化学研究所、ダルムシュタット工科大学、東京大学、東京工業大学の国際共同研究グループは、4個の中性子だけでできた原子核「テトラ中性子核」の観測に成功した。陽子を1個も含まない、いわば「原子番号ゼロ」の奇妙な原子核を観測したもので、原子核や元素の安定性を決定づける「核力」のモデルを大きく変える可能性があり、中性子が主成分であると考えられている超高密度天体である「中性子星」の理解にもつながると期待できる。
音や匂いを街づくりに生かす「センサリー・アーバニズム」の発想
視覚的な情報だけでなく、聴覚や嗅覚における経験を住み良い街づくりに取り入れる「センサリー・アーバニズム」が注目されつつある。騒音や悪臭といったネガティブな要素だけでなく、ポジティブな影響を調査する研究も進められている。
「中絶の権利」は認められず 米最高裁、判例覆す
米国連邦最高裁判所は人工妊娠中絶の権利を認めたおよそ50年前の判例を覆し、中絶の権利は憲法上、認められないとの判決を下した。
大腸がんの新たな悪性化メカニズムを発見=北大など
北海道大学、旭川医科大学、国立遺伝学研究所、和歌山県立医科大学の研究グループは、大腸がんの新たな悪性化メカニズムを発見した。
この連載の記事
-
第301回
ビジネス
米国で感染拡大「鳥インフル」に警戒/未知の環境で使えるロボットAIモデル -
第300回
ビジネス
オープンAI新モデル「o1」とは何か?/グーグルが量子エラー訂正でブレークスルー -
第299回
ビジネス
AIなりすましに備え「人間の証明」提唱/スポティファイで失われた音楽の楽しみ -
第298回
ビジネス
ニューラルネットの解釈性を高める新アプローチ/サルも「名前」を使っていた -
第297回
ビジネス
AIがなぜ経済格差を拡大するのか/寿命の限界を探る人類の試み -
第296回
ビジネス
カネにならない生成AIブーム/南海トラフはなぜ発令に至ったのか -
第295回
ビジネス
量子コンピューター、革命の歩み/グーグル卓球ロボの戦績は29戦13勝 -
第294回
ビジネス
数学で進化するAI/AIの訓練に使われたか判別するツール登場 -
第293回
ビジネス
ゴミから宝を掘り起こすスタートアップ/自然な会話ができるチャットGPT新機能 -
第292回
ビジネス
「ファルコン9」不具合、今後の展開は?/医薬品を電気に置き換える「電子薬」 -
第291回
ビジネス
生成AIが人間の創造性に与える影響/グーグルやオープンAIが資金投入する「AIエージェント」 - この連載の一覧へ