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PC版と比べ、多少大雑把な狙いでも射撃が当たりやすく!(個人の感想です)

エイムアシストも実装!『GUNDAM EVOLUTION』家庭用版ネットワークテストでPC版との違いに迫る

2022年07月05日 13時00分更新

文● Zenon/ASCII

 2022年6月24日~28日にかけ、バンダイナムコオンラインが開発する新作FPS『GUNDAM EVOLUTION』(以下、ガンダムエボリューション)の家庭用版ネットワークテスト(PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One)が実施された。今回は、そのプレイレポートをお届けする。本作は基本プレイ無料タイトルで、正式サービス開始は2022年予定。

 本作は、「機動戦士ガンダム」を題材としたシューターゲーム。一人称視点で機体を操り、6対6のチームバトルを繰り広げるオンライン専用タイトルだ。

追加機体「ガンダムエクシア」「マラサイ[UC]」を含む、個性豊かな14ユニットが用意されている

 今回筆者はPlayStation 5(以下、PS5)にてネットワークテストに参加してきた。基本的なゲーム内容についてはPC版と同様のため、競技ルールやゲーム自体の所感については過去2回のPC版テストの記事や、公式サイトを参照してほしい。

基本は敵チームの機体を撃破しながら拠点を制圧していくFPSゲーム。ビームや銃弾が飛び交う、スピード感あふれる戦いを楽しめる

 本記事では、主にPC版との操作感の違いを中心に紹介していこうと思う。

<過去記事はこちら>

・『GUNDAM EVOLUTION』βテストレビュー!見せてもらおうか「ガンエボ」の性能とやらを
https://ascii.jp/elem/000/004/065/4065670/

・高速機動の上級者向け「ガンダムエクシア」&「マラサイ[UC]」の使い勝手は?『GUNDAM EVOLUTION』の進化に注目
https://ascii.jp/elem/000/004/088/4088954/

家庭用版には、オプションに「エイムアシスト」が追加

ユニットごとにオプションを個別調整できるのも嬉しいポイント

 何と言ってもPC版との大きな違いは、オプション項目の一つ「エイムアシスト」の存在だ。これは一般的なほかのシューター系タイトルでも同様だが、家庭用版にのみ実装されていることが多い。

 エイムアシストがオンになっていると(初期設定はオン)、射撃時にレティクル(照準)が相手に吸い付くような動きを見せることがある。敵に照準が重なっているときだけ視点移動が遅くなったり、敵の動きにあわせて追尾してくれるイメージと考えてもらえればいいだろうか。

エイムアシストの詳細設定を開くと「ビューフリクション」「フィートローテーション」「トラッキングアシスト」「イーズイン」の有効範囲や強度の設定が個別に可能だった

 なお、射撃のリコイルコントロール(反動を右スティックで抑えて狙ったところに射撃するテクニック)中のアシスト有無も決められるので、「勝手に動いて感覚が狂う」という人はここの設定を調整してみるといいだろう。

 小難しいことを考えず恩恵だけ受けたい人は「エイムアシスト簡易設定」をONにしているだけでいい。各項目の詳細を知りたい場合は、下記の開発ブログにて比較動画付きで説明されているので、あわせてチェックしてほしい。

・「エイムアシスト」に関する開発ブログの解説ページ
https://gundamevolution.jp/news/71

 シューター初心者にとってエイムアシストが大変助かる機能なのは間違いない。ほんのわずかなアシストのおかげで、射撃が決まることも多いだろう。個人的にはPC版のときより家庭用版のほうが敵を中破へ追い込めた回数が増えたので、非常にありがたい。

 実際に触ってみると常時吸い付く実感があるわけではないし、追尾する動きもほんのわずかで、そこまで強力なアシストではないと感じた(あるだけで非常にありがたいのだが)。ただ、逆にアシストが強すぎるとシューターとしての腕の磨きがいも無くなるので、このくらいが妥当なのだと思う。

照準をあわせている相手が横に移動する際、レティクルが自動でスッと追尾し、照準が外れまいと一瞬の粘りを見せている感じ(正確には相手の動きにあわせて視点が動いている)。歩いている状態の相手にはアシストが効いている感覚があった

そのほか、コントローラーの感度やデッドゾーンなどの設定も細かく調整可能。視点移動が速すぎてエイムが微調整できないという人は、感度を下げるとプレイしやすくなるかもしれない

レティクルのカスタマイズ設定項目も新たに追加。形だけでなく色も決められるので、視認しやすいものを試行錯誤してみてはいかがだろうか

家庭用版でUSBキーボードとマウスは接続できるのか

 PC版でキーボードとマウス操作に慣れている人は、家庭用版でも慣れたデバイスを使いたいと思うだろう。そこで手持ちのUSBキーボードとマウスを、PS5に接続してみた。

 が、結論から言うとダメだった。PS5側で認識はされるが、ソフトのほうではまったく操作が効かない結果に。オプション設定画面でコントローラー用の設定しか用意されていなかった時点で予想はついていたが、家庭用版でキーボードとマウスの操作は不可能なようだ。

オプションのコントロール設定部分。なお、画像では「ジャンプ/ホバリング」を×ボタンに、「アクティブスキル1」をR1ボタンにしているが、デフォルト設定では逆となっている

グラフィック設定部分。PC版にあった解像度や視野角、垂直同期などの設定はなくなり、明るさと色覚サポートの項目のみとなっている。いろいろカスタマイズしたい人には物足りないかもしれないが、シンプルにゲームに集中できるのは家庭用版のメリットといえるだろう

PC版も家庭用版もデバイスは使い慣れたものが一番!

 PC版とのオプション設定の違いについて紹介してきたが、筆者は元々家庭用ゲーム機ユーザーなので、3回のテストを通じて今回が一番、思い通りに機体を動かせた感触がある(それでもキル数:デス数がトントンになるレベルだが)。

 いっぽうで、一緒にプレイしてくれた編集部員の仲間たちはPCでゲームすることが多いためか、今回の家庭用版のプレイにはなかなか苦戦していた様子。とくに「エイムが定まらない!」という声は多く聞こえた。

 また、家庭用ゲーム機ではフレームレートの計測はできず、PC版のように画質設定が細かく設定できるわけではないので所感にはなるが、プレイしていて粗く感じたり、カクつくようなことはなかった。ロード時間やマッチング時間も気にならず、全体的に快適なプレイができたと思う。

相変わらず猛威を振るっていた印象が強い「ガンダム・バルバトス」。ステップ回数の多さを活かして俊敏に動き、相手の側面を突ければ一瞬で大破まで持っていける火力の高さが魅力!

自爆特攻で一発逆転が狙える「ガンタンク」のGマニューバ「コア・ファイター射出」。なんとなく今回はこれで倒される場面が多かった気も!?

 PC版と家庭用版のネットワークテストも無事に終わり、いよいよサービス開始が待ち遠しくなってきた『ガンダムエボリューション』。これからさらなるバランス調整・改善もされる予定なので、期待して待とう。正式サービス開始の暁には、キミもガンダムパイロットになってみてはいかがだろうか。

 

【ゲーム情報】

タイトル:GUNDAM EVOLUTION(ガンダムエボリューション)
ジャンル:ガンダムチームシューター
運営:バンダイナムコエンターテインメント/バンダイナムコオンライン
開発:バンダイナムコオンライン
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC
サービスエリア:日本・北米・欧州・アジア地域
※アジア地域はPCのみ。海外の詳細な対象地域については後日発表予定。
正式サービス開始日:2022年予定
価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)

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