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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第50回

空冷CPUクーラー最強の一角のホワイトモデルが登場!

【鉄板&旬パーツ】DeepCoolの白色クーラー「AK620 WH」はCore i9-12900KFを冷やせるか?

2022年06月28日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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「AK620 WH」で実際に組んでみた

 ここからは白系PCパーツと組み合わせてPCを組んでテストしていこう。ホワイトではないがシルバー系の色を採用するマザーボードのASRock「Z690 Steel Legend」などを、ホワイトカラーのPCケースFractal Design「Define 7 Compact White Solid」に組み込んでいる。

 ビデオカードはゲーム中でなくともそれなりに発熱し、PCケース内の温度を上昇させる。テストPCでは、あえて高発熱なGDDR6Xを採用するハイエンドGPUのGeForce RTX 3080 Ti搭載ビデオカードを組み合わせた。Core i9とRTX 3080 Tiビデオカードを搭載したハイエンドPC構成で、「AK620 WH」のパフォーマンスをチェックしていこう。

VRMヒートシンクなどがシルバー系カラーのASRock「Z690 Steel Legend」を組み合わせた

AK620 WHは、Fractal Designの白とは発色が異なるが、これはこれで悪くない

テストPCのCPUには、Core i9-12900KFを使用。これからの季節、空冷での実使用は厳しいが、冷却性能を見るのには最適だ

12900KFはGPUを内蔵しないが、スペックは12900Kと同じだ

3連ファンの大型GPUクーラーを装備したPalit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro 12GB」

テスト環境
CPU インテル「Core i9-12900KF」
(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)
CPUクーラー Deepcool「AK620 WH」
(空冷、120mmファン×2、サイドフロー)
マザーボード ASRock「Z690 Steel Legend」
(インテルZ690、ATX)
メモリー CFD「W4U3200BMS-16G」
(16GB×2、DDR4-3200)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro 12GB」
(GeForce RTX 3080 Ti、12GB GDDR6X)/td>
ストレージ Samsung「980 PRO 2TB(MZ-V8P2T0B/IT)」
(2TB、PCIe4.0 NVMe SSD)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX V P130X-1000 PRO-WT」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 10 Pro」

「AK620 WH」のパフォーマンスをチェック

 「CINEBENCH R23」や、「Adobe Media Encoder」を使った動画エンコード、「3DMark」ストレステストを実施していこう。Core i9-12900KFのパワーリミット設定は、PL1/PL2ともに4096Wで実行している。CPU温度などは「HWiNFO64 Pro」を使って記録し、CPU温度は「CPU Package」、CPU消費電力は「CPU Package Power」を見ている。今回テストに使ったCore i9-12900KFの最も優秀なPコアとなる「P-core 4 Clock」と、Eコア「E-core 8 Clock」の動作クロックをまとめている。

 ASRockのマザーボードは今回テストに使った「Z690 Steel Legend」に限らず、BIOSで設定されているCPUサーマルスロットリングが機能する温度の「CPU Tj Max」が「Auto」になっている。他社製マザーボードだと気にしなくていいところなのだが、ASRockは第9世代インテルCoreプロセッサーのころから、「Auto」=最大値となる115度になるため、手動で100度に設定している。

最も優秀なPコアは「CPU-Z」で確認。「Tools」の「Clocks」で赤い文字で表示されるコアがそれだ

BIOS「OC Tweaker」→「CPU Configuration」→「CPU Tj Max」を「Auto」から「100」に設定

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