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kintoneによる内製化支援からDX支援サービスの推進パートナー

ジョイゾーと八芳園がDX支援で業務提携 ブライダル業界向けの新サービスも

2022年06月22日 12時30分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 2022年6月22日、kintoneのインテグレーションを手がけるジョイゾーは、結婚式場を運営する八芳園とDX支援の推進を目的とした業務提携を発表した。ベンダーと事業会社とのタッグで、ブライダル業界をはじめとする企業のDX化を推進する。

八芳園 経営管理部 DX推進室 マネージャー 豊岡 若菜氏、ジョイゾーCOO 四宮琴絵氏

自社での経験を元に徹底したユーザー目線でDXを支援

 今回の提携スキームは、八芳園のシステム開発を行なってきたジョイゾーが、八芳園が提供する伴走型DX推進支援サポート「SOLVE EIGHT」を支援するというもの。八芳園は自社のDXの経験を活かし、ユーザー企業に対してDX戦略の立案と社内業務改善の支援を提供。一方、ジョイゾーはkintoneによる定額システム開発サービス「システム39」で業務改善、DX人材育成サービス「J Camp」でユーザー企業の内製化人材の育成を支援する。あわせて八芳園に対してシステム開発のノウハウ提供も行なうという。

八芳園とジョイゾーとの提携スキーム

 サービスはブライダル業界に限らず、DXを必要とする中小企業をターゲットとする。八芳園 経営管理部 DX推進室 マネージャーの豊岡 若菜氏は、「八芳園自身が悩んできた経験を活かした『徹底したユーザー目線』で多くの企業支援を展開したい」と語る。

 もともとジョイゾーは2020年から八芳園の社内DXプロジェクトを支援しており、kintoneのシステム開発を進めてきた。まずは定額制・対面型のシステム開発を実現する「システム39」からスタートし、10月からは伴走型の継続開発にシフトし、後述する新サービス「IRERO」の開発にも携わった。

 その後、2022年3月には八芳園自体が自社のノウハウを活かしたSOLVE EIGHTを立ち上げ、今回は2社による業務提携に至ったとのこと。ジョイゾーCOOの四宮琴絵氏は、「ベンダーと事業会社という立場は違えど、DXをサポートしたいという点では同じ想い。八芳園様の『おもてなしの心』を持って、企業のDXを支援していきたい」と抱負を語った。

ブライダル業界向けkintoneオリジナルサービスも発表

 また、八芳園はジョイゾーとの提携第一弾サービスとしてブライダル業界向けの営業支援ソリューション「IRERO」を提供する。こちらはkintoneを用いたオリジナルシステムで、婚礼情報をkintone上で一括管理し、関係者とシームレスに共有できる。

ブライダル業界向けサービス「IRERO」の詳細

 IREROはブライダル業界の課題解決とDX推進に向けて提供される。具体的にはプランナーや外部業者への属人化を排除すべく、情報共有をはかる。また、紙の運用も多いため、これをペーパーレス化し、プランナーの業務改善を図るとともに、「紙の書類を記入するために来社する」といったお客さま側の拘束時間も削減していくという。

 サービスは、カップルによる式場への問い合わせ、打ち合わせの予約、事前アンケート、顧客管理までを含めた「婚礼新規パック」と婚礼に関わる詳細な情報を管理する「婚礼打ち合わせパック」を用意する。

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