沖縄OISTの才能に投資 ライフタイムベンチャーズが連携VCファンド設立
ライフタイムベンチャーズは、2022年5月26日、インキュベイトファンド株式会社の支援のもと、沖縄科学技術大学院大学(以下OIST)と連携し、ベンチャーキャピタル「OIST-Lifetime Ventures Fund」を設立した。
同ファンドはOISTや国内外のスタートアップを主な投資対象とし、総額50億円(約4000万米ドル)規模のファンド組成を行う。Health & AgeTech(ヘルスケア・医療・介護・高齢化とテクノロジーの融合)、Future of Work(テクノロジーを活用した働き方の変革)、Cross-border Japan(テクノロジーを活かした越境ビジネスと日本社会の国際化)、Sustainable Living(地球環境と調和の取れた生活を実現するテクノロジー)、Blue Economy(海の健康を守りながら発展する新しい海洋産業)の分野で「30年後の社会構造の変化」に向けてイノベーションの創出を目指す。
OISTは世界のスタートアップ創業者に向け、沖縄での起業機会を提供するために施設などを構築している。OISTのギル・グラノット・マイヤー技術開発イノベーション担当首席副学長は「OIST-Lifetime Ventures Fund」設立により、沖縄がアジア太平洋地域の中で新たなイノベーションの拠点のひとつとして位置づけられる機会になると見込んでいる。
ライフタイムベンチャーズの木村代表は創業者の才能を作り出す、OISTの才能に投資すると活動方針を語った。