ファーウェイは同社初のE Inkタブレット「HUAWEI MatePad Paper」を5月26日に発表、6月9日から販売開始しました。本製品はOSに「HarmonyOS 2」が採用されており、「Playストア」を含む「Google モバイル サービス(GMS)」はインストールされていませんが、ファーウェイ独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」が用意されています。また、Amazon.co.jpの「Androidアプリストア」をインストールし、そこからアプリを導入可能です。
一見普通のタブレット
まずはセッティングから紹介
GMSが利用できないためセットアップや使いこなしに手間がかかるのは事実ですが、電子書籍や電子メモ用途中心であれば、それほど難しくはありません。以前から大型のE Inkタブレットがほしかった筆者は個人的に「HUAWEI MatePad Paper」を購入したので、本製品の実機レビューを複数回に分けてお届けいたします。まずはファーストインプレッション編です。
HUAWEI MatePad Paperは約10.3型のE Inkディスプレー(1404×1872ドット、227ppi、ライト32段階)を搭載したタブレット端末。OSはHarmonyOS 2、SoCは「HUAWEI Kirin 820E」を採用。メモリーは4GB、ストレージは64GBを搭載しています。microSDカードスロットは非搭載です。
付属品は、22.5W充電器、USB Type-Cケーブル、説明書類に加え、HUAWEI MatePad専用カバー、HUAWEI M-Pencil(第2世代)、交換用ペン先×2が同梱されています。カバーとペンが同梱されており、別途購入する必要がないのはうれしいところです。
セットアップは、言語・地域の選択、利用規約への同意、ネットワークへの接続、Celiaキーボード使用にあたっての同意、端末保護設定、HUAWEI IDへのログイン、HUAWEIアプリ内課金への支払い方法の追加、HMS Core関連の設定、HarmonyOSへのサービスの有効化、ユーザー体験向上計画への参加、分析の共有の有効化、ナビゲーションジェスチャーの練習……という流れになります。
セットアップが完了すると表示されるのが下記の画面。ホーム、メモ、本棚、ブックストア、アプリ画面で構成されています。アプリ画面を見てみると、本当に最低限のアプリしかプリインストールされていませんね。ここから必要なアプリをインストールしていく必要があるわけです。というわけで次回は「アプリ導入編」をお届けいたします。