Honda発スタートアップのストリーモ、安定走行の電動マイクロモビリティー開発
株式会社ストリーモは、走行時の安定性を追求した電動マイクロモビリティー「Striemo(ストリーモ)」を開発。2022年中の本販売に先駆け、2022年6月13日より7月31日まで、一種原動機付自転車扱いとなる限定モデル(Striemo Japan Launch Edition 26万円)の国内一般向け抽選販売の申し込みを受け付ける。
株式会社ストリーモはHondaの社内起業制度IGNITIONからのカーブアウトスタートアップで、Hondaのエンジニアを中心に2021年8月に創業。電動マイクロモビリティーの歩道走行を認める規制緩和を前に、「人研究」のノウハウを実用化しながら、歩行領域の安定性を生かした製品開発に注力している。
脱炭素化へのシフトを背景にマイクロモビリティー市場は世界的に拡大し、Valuates Reportsは2030年までにグローバル市場で1980億米ドル(約26兆5320億円。2022年6月14日現在1ドル134円で換算)の市場規模に達するとも試算している。一方で、自転車と比較した電動キックボードの事故率の高さと走行の安定性が課題となっていた。
「Striemo(ストリーモ)」はこの課題を解決するため、「ユーザーの安心感」を追求し、開発した電動マイクロモビリティーだ。特徴として、世界初となる「バランスアシストシステム」を採用。停止時の自立、極低速から快適な速度まで転倒しづらく、安定した走行を可能とした。石畳や傾斜でも進路や姿勢を崩しにくく、走行時のバランス確保の不安を軽減する。
また、足をつかずに停止可能で、車道だけではなく、歩行速度での移動でも歩行者やほかの車両との親和性を確保した。2022年中の本販売では国内一般消費者のほか、商業施設、空港、倉庫、建設現場などの移動用マイクロモビリティーとしても販売する予定だ。