RTX 3070 Tiに無償アップグレード中で約2万円オトクに、これからPCゲームを始めたい人にも最適
”ゲーミング向け”を謳うRyzen 7 5800X3Dを、180mmファン×2でインパクトがスゴいPCケースに! 「ZEFT R36X3D」の魅力を聞く
2022年05月31日 11時00分更新
ゲーミング向けCPUという新たな切り口
安心感を重要視した簡易水冷クーラー
──今日はよろしくお願いします。まずは、ZEFT R36X3Dについて、コンセプトをお聞かせください
中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):CPUのRyzen 7 5800X3Dと、Fractal Designのケース「Torrent Compact RGB TG」を軸に設計したモデルです。最新CPUとエアフロ―に優れたケースとの組み合わせで、パフォーマンスとケース内部の温度に重きを置いたコンセプトになっています。
──第12世代Coreプロセッサーが登場し、Ryzenの人気も一段落ついた印象ですが、御社におけるRyzenの人気はいかがでしょうか?
中嶋氏:弊社においては、「Ryzen 9 5900X」「Ryzen 7 5800X」といったハイエンドモデルは安定した人気が続いています。その一方で、「Ryzen 5 5600X」などのミドルレンジ帯になるとインテルさんのCPUに押されている印象です。ただ、「Ryzen 7 5700X」に関しては、高い人気を誇った「Ryzen 7 3700X」の後継モデルとして、期待を寄せています。とくにRyzen 5700Xは、Ryzen 7 5800Xより安価ながらも同じコア数とスレッド数を備えています。そのため、動作クロックよりコア数を重視するお客様にオススメできるCPUかと思います。
──どういった方がRyzenを選ばれているのか、わかる範囲で教えてください。
中嶋氏:弊社でもすべてのお客様の用途を把握できているわけではないのですが、Ryzenを選ぶ方は、BTOで手の込んだカスタマイズをなされることが多い傾向が見られます。また、Ryzen搭載モデルのほうが少し安価なため、コスト差を重視してなのか法人のお客様、とくに外資系の方がRyzenを選ばれることが多いです。
──Ryzen 7 5800X3Dは、Ryzen 7 5800Xの仕様を踏襲してるとはいえ、動作クロックが引き下げられていますし、なかなかアピールし難いかと思いますが、そのあたりはどうお考えですか?
中嶋氏:最近は、“ゲーミング向け”を謳う製品が数多く登場しています。弊社のパソコンでも、ビデオカードやマザーボードなど、ゲーミング向け製品を非常に多くのモデルで採用しています。ですが、これまではCPUでゲーミング向けを謳ったモデルは登場しておらず、Ryzen 7 5800X3Dが初の“ゲーミング向けCPU”と位置付けられるモデルになるのかなと思っています。実際、AMDさんも「世界最速のゲーミング・プロセッサ」と謳っていますし、お客様にゲーミング向けCPU搭載モデルとして訴求していきたいですね。確かにRyzen 7 5800X3Dは、Ryzen 7 5800Xより動作クロックは低下していますが、弊社でテストを行なった限りでは、Ryzen 7 5800Xはもとより、Ryzen 9 5900Xや第12世代のCore i9を上回るなど、想定していた以上の性能を発揮する場面も見られました。それでいて消費電力も抑えられ、高負荷時でRyzen 7 5800Xより30W低い結果も得られています。
──Ryzen 7 5800X3Dを選ぶメリットはどこにあるとお考えですか?
中嶋氏:従来のハイエンドモデルに比べて、低発熱および低消費電力を実現したRyzen 7 5800X3Dは、おもしろい提案だと思っています。ベンチマークなどの数字では表れにくい部分を強化したCPUではあるのですが、実用的な面が進化していますので、お客様にはぜひお試しいただきたいですね。また、ゲームであれば詳細まで描画された負荷が大きなシーンで、Ryzen 7 5800X3Dのアドバンテージが活きてくる印象です。
真重 翔氏(以下、真重氏):Ryzen 7 5800XやRyzen 9 5900Xに加えて、新たにRyzen 7 5800X3Dという選択肢が増えたことは歓迎できるかと思います。Ryzen 7 5800X3Dは、大容量のL3キャッシュを備えている点が最大の特徴で、そのL3キャッシュを活かすことができるゲームでは、かなりfpsが向上するというデータも出ています。ですので、自分が遊びたいゲームがその恩恵を受けるのであれば、かなり注目度の高いCPUになってくるのではないでしょうか。私も自宅のパソコンでは、Ryzenを使用していまして、ゲーミング性能の高いRyzen 7 5800X3Dには個人的に興味をそそられています。CPUの性能は、主にコア数やクロック数などの指標をみる方が多いと思います。それがゲームのパフォーマンスにどれほど影響するかは、わかりにくいなと思っていました。今回のように、高いフレームレートが出るCPU、というコンセプトはシンプルでわかりやすいですね。私もほしくなりました。
──先ほど消費電力が抑えられているというお話がありましたが、今回はCPUクーラーにDeepCool製のものが組み合わされています。このクーラーを採用した理由を教えてください
中嶋氏:簡易水冷クーラーがかなり普及してきていますし、実際に弊社のパソコンでも数多く採用しています。ですが、依然として簡易水冷クーラーに抵抗がある方もいらっしゃいます。とくにそういった方は、簡易水冷クーラーの“液漏れ”を懸念されています。そこで、DeepCoolさんが開発した“液漏れ防止テクノロジー”に着目し、採用しました。DeepCoolさんによると、システムの圧力バランスが最適化され、動作時の安全性が飛躍的に向上しているとのことです。
──なるほど。これから簡易水冷クーラーを始める方の足掛かりになるようなモデルということですね。
中嶋氏:はい。これから夏季を迎えて、CPU温度が気になる方も多いと思いますが、初めて簡易水冷クーラーを手にするという方でも、DeepCoolさんの製品であれば、安心感を得られると考えています。もちろん、採用するにあたり、他社さんも含めていくつか用意して比較したのですが、今回の「GAMMAXX L240 A-RGB」で十分な冷却性能が得られました。また、簡易水冷クーラー自体の価格も抑えられていますし、A-RGBに対応したLEDも搭載していますので、お客様にも満足していただけるのではないかと。弊社では、エントリーからミドルレンジあたりのモデルで、この簡易水冷クーラーの採用を進めています。
GeForce RTX 3070からRTX 3070 Tiへ無償アップグレード
──ビデオカードは「GeForce RTX 3070 Ti」(以下、RTX 3070 Ti)搭載モデルとのことですが、やはりこのあたりのGPUが御社でも人気ですか?
中嶋氏:そうですね。非常に人気があります。ただ、供給状況やカードの高騰もあり、「GeForce RTX 3070」(以下、RTX 3070)とRTX 3070 Tiに人気が集中しているというわけではなく、「GeForce RTX 3060 Ti」や「GeForce RTX 3060」の引き合いも強いですね。
──聞くところによると、RTX 3070からRTX 3070 Tiへの無償アップグレードキャンペーンを始めたそうですが、始めたいきさつを教えてください。
中嶋氏:弊社の社員の間でも、フロム・ソフトウェアさんのアクションRPG「エルデンリング」が人気です。エルデンリングを快適にプレイするためには、やはりRTX 3070 Tiが必要かなと感じました。また、お客様のおかげで弊社も成長し続けることができますので、そういったお客様に喜んでいただける施策はできないかと思い、今回のキャンペーンを始めました。もちろん、ZEFT R36X3Dもキャンペーン対応モデルなので、RTX 3070と同じコストでRTX 3070 Tiを搭載しています。
──社内でもエルデンリングが人気なんですね
中嶋氏:途中でくじけたという声も結構耳にしていますが、それでもかなりの人数がエルデンリングをプレイしていますよ。
──従来ですとRTX 3070搭載モデルをRTX 3070 Tiに変更した場合、どの程度の価格が変わりますか?
中嶋氏:2万円ぐらいですね。ですので、2万円ほどお得になるキャンペーンと思っていただければ。
──このキャンペーンは期間限定ですか?
中嶋氏:RTX 3070 Ti搭載カードを結構な数ご用意できましたので、今のところ期間は定めていないです。もちろん、数には限りがありますのでこのキャンペーンにメリットを感じていただけるようなら、お早めに検討していただければと思います。
真重氏:RTX 3070は安定して人気のビデオカードです。Googleでの検索ボリュームのデータをみても、直近ではRTX 3060に次いで検索され続けています。今回のキャンペーンでは、そのRTX 3070の価格のまま、よりグレードの高いRTX 3070 Ti搭載モデルを購入できますので、以前からRTX 3070クラスのゲーミングパソコンのご購入を検討されていた方には、このキャンペーンに満足していただけるのではないでしょうか。