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画像処理もらくらくなハイパフォーマンスや広色域OLEDはクリエイティブ用途にも最適!

こだわりが詰まった<Yoga Slim 760 Carbon>を仕事やプライベートで使ってみた

文●山口優/編集●村野晃一(ASCII)

提供: レノボ・ジャパン

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【こだわりポイント4】
Zen 3世代のAMD Ryzen 5000シリーズを搭載

 <Yoga Slim 760 Carbon>はプロセッサーにZen 3アーキテクチャを採用したAMD Ryzen 5000シリーズを採用しているのも大きな特徴。下位モデルが6コア12スレッドのRyzen 5 5600U、上位モデルが8コア16スレッドのRyzen 7 5800Uを搭載しており、マルチスレッド性能が非常に高い。シングルスレッド性能も従来から大幅に強化されており、ライバルのインテルCoreプロセッサーに負けないパフォーマンスを実現している(パフォーマンスについては、こちらの記事も参照してみてほしい)。今回はRyzen 7 5800Uを搭載した上位モデルを試したが、写真編集や基本的な動画編集なら快適に行うことが可能だった。

 たとえば写真現像ソフトのAdobe Lightroom Classic CCの場合、20M画素(5184×3888ドット)のRAW画像100枚を現像した時間と、4倍相当の解像度(10368×7776ドット)に高画質化する「スーパー解像度」を適用した際の時間を計測したところ次の結果になった。

Lightroom Classicでの処理時間
RAW現像 1分23秒82
スーパー解像度 31分27秒85

 RAW画像の現像であれば、1枚あたり1秒以内で現像できることがわかる。負荷の高いスーパー解像度でも1枚あたり20秒もかかっていない。これくらいサクサク処理できると、とりあえずRAWで撮っておき、あとでまとめて補正してJPEGなどに書き出すというフローも気軽に行える。

 続いて、画像編集ソフトのPhotoshop CCで10M画素(3648×2736ドット)の画像を開き、機械学習(Adobe Sensei)を利用した重めの処理をいくつか実行して処理時間を計測してみた。

Photoshopでの処理時間
被写体の選択 4秒72
オブジェクトファインダー 4秒70
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除:高) 1分5秒91

 「被写体の選択」は被写体を自動選択してくれる機能で、「オブジェクトファインダー」は画像に含まれる複数のオブジェクトを抽出してくれる機能、ニューラルフィルターの「JPEGのノイズを削除」は、JPEG画像のノイズを除去してくれる機能。いずれもPCによっては処理に時間がかかって待たされることのある機能だが、本機の場合はあっという間に処理が完了してしまった。この結果を見ると、クリエイティブ用途に使いたいと考えている人にも頼もしい選択肢となる製品だと言えそうだ。

クリエイティブ系ソフトも快適に使用できる性能を持っている

エンタメやクリエイティブ用途には特におすすめ

 堅牢性の高い薄型軽量ボディーに広色域OLEDや高性能プロセッサーを搭載した<Yoga Slim 760 Carbon>。ディスプレイを開くだけで自動的に電源が入るフリップ・トゥ・ブートや、顔認識を利用したゼロタッチログインなど使い勝手に優れているのも特徴で、仕事からプライベートまで幅広いシーンで快適に使用することが可能だ。とくにクリエイティブ用途やエンタメ用途にはピッタリ。写真・動画編集に使える高性能なノートPCを探している人や、きれいな画面で動画を楽しみたい人は、ぜひ注目してみてほしい製品だ。

主なスペック
プロセッサー AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー(1.90GHz/最大4.40GHz)
グラフィックス AMD Radeon™ グラフィックス(内蔵グラフィックス)
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 14.0型 2.8K(2880×1800ドット)OLED
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth v5.1
インターフェース USB 3.0(Type-C)、USB 3.1(Type-C、Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)×2、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
サイズ/重量 およそ幅313.0×奥行214.5×高さ14.9mm/約1.1kg
OS Windows 11 Home 64bit
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