このページの本文へ

HUAWEI WATCH GT 3「AIランニングコーチング」機能の正体を探る

2022年04月18日 12時10分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日付をタップすると(濃いオレンジ部分が選んだ日付)、その日のタスクが下に表示される

プラン内容を確認してみる

 これで「運動」タブの「プラン」画面に、トレーニングの計画表が表示されるようになった。

 プラン内容を確認してみると、「Run/Walk 30分」と記されている日や、「Easy run 22分」と記されている日などがあった。運動時間の分数は日によってわずかに異なるようだ。なお、何も記載されていない日を選ぶと「今日は休養してください。」と表示された。計画は全体で5週間(約1ヵ月間)続く。そして、最終日には「3K test run」と書かれており、トレーニングの成果を知るために3km走ろう、という日を意味していることが分かる。

「プランを表示」(左)から、(i)をタップすることで(右)、その週の目的について確認できる

例えば、第一週は「適応期間」(左)、第二週は「向上期間」だ

 さらに、少々わかりづらいが「プラン」画面の右上にある4つの点のアイコンから「プランを表示」をタップすることで、「計画の詳細」という画面が起動する。同画面ではトレーニング全体の流れを俯瞰しやすいほか、週ごとの右肩に表示される(i)をタップすることで、その週の目的や注意点もテキストで表示された。例えば、第一週の(i)では「適応期間」と表示された。具体的には、以下のような解説が書かれていた。

“適応期間は有酸素ランニングが主体となります。これは、ゆっくりとしたランニングを行うことで安全性が高まるためです。有酸素能力はフィットネスの基本になるので、これを土台にしていけば次の段階でも有効に働きます。
・適応期間の有酸素ランニングは、脂肪燃焼に最も効果的です。脂肪はエネルギーの大きな源泉であり、長時間にわたって力を創出できます。そのため、有酸素ランニングは脂肪燃焼に効果があります。
・心臓を強化し、1回拍出量を上げて効率を高めます。
・身体の酸素摂取量を高めることも可能です。しっかりした土台を築くことで、さらなるスピードアップが図れます。
・多くの人々は、息が切れるまでランニングすることが最も効果的だと考えています。ただし、始めたばかりのランナーはゆっくりと走り、速度の制御や鼻呼吸に取り組んだ方が実際には効果があります。”

 何を意識しながらワークアウトに臨めばよいのかを把握できるのはよいと思う。ただし、深い階層にあるこの表示の存在に、気づける人がどのくらいいるのかは、未知数だ。

カテゴリートップへ

ファーウェイ・オンラインストア 楽天市場店