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障害物回避性能と吸引力がアップ:

ルンバ最大のライバル「Roborock S7 MaxV」

2022年03月24日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII.jp

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自動収集ドックはアプリで設定できて便利

 上位モデルであるRoborock S7 MaxV Plusには、清掃終了後に自動的にゴミを収集してくれるスマート自動ゴミ収集ドックが付属しています。

紙パック式とサイクロン式を選べるスマート自動収集ドック

 紙パック式とサイクロン式の選べる2way収集方式で、60日分のゴミを収集しておけます。収集時の排気はH13 HEPAフィルターで清浄。ノイズに配慮して「自動収集しない時間帯」もアプリから設定できるようになっています。掃除する部屋の広さにあわせた4段階の自動収集設定も可能です。

 今回サイクロン式を試したところ、本体のダストケースにほぼゴミを残さずスマート自動ゴミ収集ドックが吸い込んでくれました。収集時は「ブオー!」とかなり大きい音がするので、夜間は避けるようにアプリで設定できるのが便利ですね。サイクロン式は、たまっているゴミが外から見えるのが若干微妙な気持ちになりますが、ダストケースを水洗いしてくりかえし使えるので経済的です。

たっぷり60日分のゴミをためられる

取り外してゴミ箱まで持っていく

スイッチを押すとバサッとゴミが落ちる。水洗いできるが、パッキンに入りこんだホコリが若干取りにくい

左側には排気清浄用の内筒フィルターが入っている

H13 HEPAフィルターでしっかりキレイに

本体のダストケースはフタを開けたところに入っている

自動収集を終えたあとの吸い残しはほぼなかった。ただしフィルターにはホコリがつくのでお手入れする必要がある

アプリは業界史上最高クラスの多機能さ

 使い勝手を左右するアプリは、さらに多機能になっています。

 間取りを判別して部屋別の掃除ができるのはもはや当然として、指定エリアだけ掃除したり、目的地をマップからピンポイントで指定してそこに移動することもできるようになりました。

マップから部屋別/エリア別で掃除するところを指定できる

 さらに、部屋に置かれたベッドやソファなどの家具をセンサーが認識し、マップにアイコンとして表示。アイコンをタップして家具の周りだけを掃除するということも可能になっています。ソファがなぜかベッドとして認識されたりはしますが、食後にダイニングテーブルの周りだけ掃除するといったルーチンが組みやすくなっていて、とても便利です。

家具アイコンをタップして、そこだけを掃除してもらうこともできる

 他にも、音声を「子ども向けアニメ声」「癒し系執事」などに変えられたり、ペットの有無を指定するとペットが近くにいるかを検知しながら掃除するなど、ロボット掃除機の中ではトップクラスに多機能です。細かいところではチャイルドロック機能があるのもお気に入り。正直使いきれないところもあると思いますが、使いこなせば便利です。

音声パターンも様々。アニメ声はEテレっぽくかわいい

ペットの有無によって運転を変える機能もある

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