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M1搭載で確実な進化。ただし為替レートのイタズラも

M1搭載の第5世代iPad Air、ライバルはiPad Proのみ【本田雅一】

2022年03月16日 22時00分更新

文● 本田雅一 編集●飯島恵里子/ASCII

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センターフレーム機能対応の超広角インカメラを搭載している

ライバルは同じアップルのiPad Pro

 iPad Proがそうであるように、M1に匹敵する性能と可能性を備えたタブレット端末はほかにない。似たような位置付けのライバルがいないのだ。

Smart Keyboard Folio

 これは第4世代の頃から変わっていないことでもある。M1搭載でさらに差がついたが、iPad Proと共通の第2世代Apple PencilやMagic Keyboard、Smart Keyboard Folio、度重なる改良でMacに近い操作性が得られるようになったことなど、パソコン的な使い方から液タブのような使い方など、ここまで適応範囲の広いタブレット端末はほかにない。

 この第5世代iPad Airの発売と同期して、アップルは各種OSをアップデートしたが、それによりMacからiPadの画面に乗り入れてiPadをリモート操作できる「ユニバーサルコントロール」が利用可能になっていることもプラスだ。MacユーザーならMacの脇にiPad Airを置いておくことで、そのままキーボードとトラックパッド、マウスを使ってM1搭載iPadへのアクセスできるユニバーサルコントロールを用いて、M1搭載iPad Airのパフォーマンスを活用可能だ。

 例えばM1搭載前のMacBook Airオーナーならば、動画書き出しは第5世代iPad Airの方が圧倒的に速い。アドビのPremiere Rushを使ってMacBook Airで動画を編集しておき、そのプロジェクトをクラウドを通じて同期したiPad Air側でレンダリング、書き出すなんて使い方もできる。

 以前ならば「そこまで高性能になってどうする?」という疑問の声も聞かれたかもしれないが、さまざまな形でM1の高性能を活用する機会はある。ドルベースでは以前と同じ価格ということもあり、新しいiPad Airに疑問を持つ余地はない。

 しかしアップル製以外のタブレット端末にライバルはいないが、iPadのラインナップにはある。いうまでもなく、ほぼ同じサイズのディスプレイを持つ11インチ版iPad Proだ。搭載可能なストレージ容量が異なるものの、同じ256GB版で比較すると両者の価格差は1万4000円でしかない。

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